自分の人生を今より悪くしたいと思う人は、ほとんどいません。
誰だって、「人生を現状より良くしたい」と心の奥では思っているものです。
「今より良くしたい」と漠然と思っている人は、少なくありませんが、思ったり、考えたりはしても、多くの人は何もしません。
しかし、思ったり、考えたりているだけでは、全く何も変わらないのです。
「思考は現実化する」と思っている人もいるかもしれませんが、いくら考えても、考えても、現実世界に変化が及ぶことがないので、何も変わらないのです。
たとえば、「ステーキを食べたいな」と考えているだけでは、絶対にステーキを食べることはできません。考えていたら、ある日ステーキが目の前に出てくるということはないのです。
ステーキを食べたいなら、ステーキ屋に行き、ステーキを注文するという行動を取ることによって、はじめてステーキを食べることができるのです。
これは当たり前のことなのですが、物事を変えるには、考えているだけではダメで、行動を起こさなければなりません。
そして、行動すれば、物事を変えることができるのです。
しかし、考えているだけだったり、考えすぎでなかなか行動ができなかったり、(現代はインターネットで、いくらでも調べられるので)インターネットで、じっくり調べたりしてからでなければ、行動を起こせなくなっている人も増えています。
インターネットで調べるとあらゆる情報がでてくるので、結局どれが正しいか分からなくなり、迷ってしまい、何も行動を起こせなくなることもあるでしょう。そして、結局何も変わらないという結果に陥ってしまってしまうのです。
それではどうすればいいのでしょうか?
その答えは、はっきりしています。
考えているだけでなく(そして、考えすぎないで)、まず行動をしてみることです。
多少の失敗など恐れず、試しに行動してみればいいのです。
とは言え、失敗を恐れる気持ちは誰にでもあるものです。
しかし、一気にやろうとしなければ、取り返しのつかない失敗をすることはありません。
ですから、そんなに恐れる必要はないのです。
つまり、プールに入る場合、いきなり頭からプールに飛び込まないで、まずは足だけをプールに入れてみればいいのです。
水が冷たすぎたら、入らなければ良いし、大丈夫そうなら、そのまま入ればいいのです。
プールに入った方が良いのか、入らない方が良いのか、考えていたり、調べても、時間が過ぎるだけで、何も変わりません。
まずは試してみるという気持ちで、まずは少しだけ行動してみれば、経験を通してどうすればいいのかを判断することができます。
この方法なら、もし失敗したところで、大きな損失を受けたり、人生に悪い影響が及ぶことはありません。
もし失敗したとしても、考えているだけで何も行動をしないよりは、ずっと良いことです。
経験を積むことができるし、失敗から学ぶことができるからです。
行動することによって人間は、現状より良くすることができるし、そして成長することもできるのです。
考えるだけではなく、少しでもいいから実際に行動に移してみれば、「あの時こうしてれば良かった」とか、「あの時こうしていれば違った人生になっただろうか」などと後になって後悔することもありません。
良さそうだと思ったら、あまり考え込む前に、少しだけ行動をしてみれば、それがきっかけとなり、人生が変わっていくこともあるものです。
試しに行動してみれば、行動しないよりは、ずっと良い人生が送れるはずです。
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