努力しなくても無意識のうちに自分が望む方向へ誘導できる方法

矢印と足改善・向上

突然ですが、「リンゴやイチゴなど、赤いものを一つ思い浮かべて下さい」。

 

さて、あなたは、何を思い浮かべたでしょうか?

 

 

ほとんどの人は、「トマト」や「サクランボ」などの食べ物を思い浮かべたのではないでしょうか?

 

火や血やなど食べ物以外のものを思い浮かべる人は少数派です。

 

その理由は、先ほどの質問で例として挙げた、「リンゴやイチゴ」という言葉が食べ物を連想させる先行刺激となり、食べ物の中から赤いものを思い浮かべる可能性が非常に高くなったためです。

 

このように、先行刺激(プライム)によって思考や行動がに影響を与えることを、心理学では「プライミング効果」と呼ばれています。

 

今回はこの「プライミング効果」を活用して、自分を自分を望む方向へと誘導する方法をご紹介します。

プライムの影響力

両手を上げる女性

「プライミング効果」は、言葉や概念だけに限られたものではなく、感情や行動にも影響を与えます。

 

このプライミング効果が、はっきりとわかる実験があります。

 

心理学者のジョン・バルフらは、ニューヨーク大学の学生に5つの単語のセット(例えば、彼・見つける・黄色・それ・すぐに)から、4単語の短文を作る課題を行ってもらいました。

 

このとき、一つのグループには、単語の半分に高齢者を連想させるような単語(忘れっぽい、はげ、しわ、ごましお、フロリダなど)を混ぜておきました。

 

この課題を終えた後、学生グループには他の実験をするために、別の部屋に移動してもらいました。

 

この移動こそが、この実験のポイントです。

 

実験者は、学生たちの移動時間をこっそりと測定しました。

 

すると、高齢者を連想させる単語に触れたグループは、他のグループよりも明らかに歩く速度が遅かったのです。

 

そして、この実験後に行った調査で、単語の共通性に気づいた学生は、1人もいなかったことが判明しました。

 

彼らは、「最初の課題で接した単語から、影響を受けたはずはない」と主張しました。

 

つまり、これは、まったくの無意識下で起きたことなのです。

 

学生たちは、「高齢」という観念が自分の意識に上らなかったことになります。

それにも関わらず、無意識で、高齢者のような行動を取ってしまっていたのです。

 

観念によって行動が変わるという、この驚くべきプライミング現象は「イデオモーター効果」として知られています。

 

先ほどの実験では、二段階のプライミングが働いてます。

 

第一に、直接「高齢者」という単語が出てきていないのにも関わらず、高齢者を連想させる言葉が高齢者という観念のプライム(先行刺激)になりました。

 

第二に、高齢者という観念が、高齢者から連想される行動や、歩く速度のプライム(先行刺激)となりました。

 

 

この実験から分かる通り、直接的な刺激ではなく、間接的なものであっても、あることを連想させるようなものは、無意識のうちに思考や行動に影響を与えるのです。

プライミング現象を有効利用する方法

 

波

このプライミング現象を利用して、自分を望む方向へ誘導するにはどのようにすればいいでしょうか?

 

その方法は、あなたの身の回りから、好ましくない思考や行動を連想させるものを取り除くことがまず先決です。それから、好ましい思考や行動を連想させるもの置くのです。

 

つまり、目に映るもの、聞こえる音など、直接的にでも、間接的にでも、自分に好ましい連想を起こさせる環境を作るのです。

 

例えば、シンプルに考えたいのなら、雑然としたものは目の前から片付けましょう。

ごちゃごちゃした環境、雑然とした状態は、思考に「混沌」という影響を与えます。

 

身の回りをきれいに整理整頓して、シンプルを連想させる環境、シンプルなデザインの家具や、雑貨などを身の回りに置くのが良いでしょう。シンプルに極力ものを置かないことも有効です。

 

あるいは、ポジティブになりたいのなら、ポジティブなイメージを連想させる絵や写真、メッセージ、オブジェなどを身の回りに配置します。

 

例えば、躍動感のある写真や動物などのエネルギーを感じさせる写真を飾ったり、「より高く!」とか、「為せば成る」などといったお気に入りのポジティブな言葉を書いた付箋紙や、小さなカードを机の前に貼っておいたり、パソコンのデスクトップの画面や、スマホの画面をポジティブを連想させる連想させるものに変えます。

 

他には、ポジティブなメッセージが入った曲や、ポジティブで明るい曲を目覚ましにして起きるなど、アイデア次第で、いくらでも望ましいプライムとなり得るものを作れます。

 

特に、良い思考や行動を連想を起こさせる言葉を小さなカードなどに書いて、視界に入るところに貼っておく方法は、すぐにできることなのでお勧めです。

 

 

こんなことで、思考や行動は変わらないと意識の上では思っていても、プライムは無意識のうちに影響を与えています。あなたが、「気付かないうちに」影響を与えているのです。

 

私たち人間は、プライミング効果の影響力から逃れることは不可能なのです。

ですから、望ましいことを連想させるような環境を作ることが重要になります。

まとめ

指をさす

身の回りにあるものは、無意識のうちに、私たちの思考や行動に影響を及ぼしています。

 

自分が望まない思考や、行動のプライムとなりうるものを、目に触れるところから、除きましょう。

そして、自分が望む思考や行動のプライムとなるものを、意図的に身の周りに置きましょう。

 

こうすることで、プライム効果が働き、あなたが知らないうちに、望ましい思考や行動を取るような力が働きます。

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