新型コロナウイルスに適切に対応するために知っておきたい感染経路と予防法

コロナウイルスの侵入を阻止する地球心身の健康・幸せ

現在、行政や企業などでも、コロナウイルス拡大防止のための対策が取られていますが、個人でも、ウイルスの主な感染経路と根拠のある予防法を知ることは、適切にコロナウイルスに対策する役に立ちます。

根拠のある予防法を知ることで、首から下げるタイプの除菌用品のような根拠のない対策や、必要以上の対策をする必要もなくなります。

 

根拠のない予防策をたくさんして精神的に疲弊するよりも、根拠のある重要な予防策を確実に実行することが、感染リスクを下げるためには有効です。

 

また、感染のしくみを知ることによって、人のいる場所で空気を吸うだけで感染するのではないかなどと、やみくもに不安になることもなくなるでしょう。

コロナウイルスの致死率はどれくらいか?

コロナウイルスの致死率致死率とは、感染者数に占める死者の割合のことです。たとえば、感染者が100人いて、そのうちの1人が死亡したという場合は、致死率は1%となります。

 

中国での新型コロナウイルス感染症患者44,672人の患者データをもとにした「年齢別にみた新型コロナウイルス感染症の致死率」は、0~9歳は0%、10~39歳は0.2%、40~49歳は0.4%、50~59歳は1.3%、60~69歳は3.6%、70~79歳は8%、80歳以上は14.8%となっています。

※データは厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第1版」による。

 

このデータだけを見ると、80歳以上の感染者の死亡率は低いとは言えませんが、もし持病がないのであれば、致死率は一気に下がります。

 

上記と同じ患者をもとにした「基礎疾患ごとにみた新型コロナウイルス感染症の致死率」では、心臓・血管など循環器における疾患が最も高く10.5%、次に高いのは糖尿病で7.3%、持病なしの場合は0.9%です。

 

このデータは、複数の統計結果もとに分析したものではありませんが、参考にすることはできます。

 

実例から、自分が新型コロナウイルスに感染した場合に、どれくらいのリスクがあるか、ある程度のリスクを把握しておくことは、やみくもに恐れることの抑制や、行動の意思決定向上につながるでしょう。

ウイルスの感染経路と侵入口

ウイルスが手に付着するコロナウイルスや、風邪の主な原因となるライノウイルス、インフルエンザウイルスなどのウイルスの正確な経路は不明ですが、代表的な感染経路は分かっています。

 

それは、飛沫感染と接触感染の2つです。

 

飛沫感染とは、感染者の飛沫(咳、くしゃみなど)と一緒に放出されたウイルスを、他者が口や鼻などから直接吸い込んで感染することです。

 

接触感染とは、ウイルスに汚染された手を介して感染することです。感染者が鼻をかんだり、くしゃみや咳を手で押さえたときに、手にウイルスが付着し、その手で周りの物や人に触れるとウイルスが付着します。その付着したウイルスに他者が触り、その手で目や鼻を触り感染することで感染するのです。

 

コロナウイルスも、インフルエンザウイルスもライノウイルスなども、空気感染するという証拠はなく、空気感染する可能性は極めて低いと思われます。空気感染とは、空気中に漂っているウイルスを吸い込むことによって感染することです。空気感染する主な感染症は、結核、はしか、みずぼうそうです。

 

ウイルスの人体への主な侵入口は目と鼻の粘膜です。感染の多くは、ウイルスに汚染された手で、目をこすったり、鼻を触わったりすることでウイルスが人体に侵入すると思われます。

 

ウイルスの侵入を防ぐために最も有効なのは、顔にできる限りさわらないことと、ウイルスに触れたと思ったら、手からウイルスを取り除くために、よく手洗いをすることです。

 

接触感染に関して、神経質にならないために覚えておきたいことは、ウイルスは物体やその表面を介して移動する能力に優れていますが、乾燥に弱く、物の表面が乾くと、ウイルスの90%は再生しないということです。

 

また、ウイルスが付着したと思わる場所は、次亜塩素酸ナトリウムなどでウイルスを除去することができるので、疑わしい場所を消毒することも感染リスクを下げることにつながります。

新型コロナウイルス予防のために有効なこと

手を洗う人ここでは、行政や企業などの団体単位ではなく、個人単位でできる、5つの予防策を取り上げます。

 

以下に挙げる5つのことは、新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、ライノウイルスやコロナウイルスによる季節性の風邪など伝染性の疾患予防に有効であることが研究によってわかっていることです。

1.ウイルスに汚染された手で顔を触らない

ウイルスに汚染されたした手から顔へというウイルス感染の主要経路を絶つためには、まず第一に、不特定多数の人が触るものには触らないようにすることが重要です。

 

手にウイルスが付着していなければ、顔に触れてもウイルスに感染することはありません。

 

不特定多数の人が、よく触れる場所は、確率的にウイルスが付着する可能性が高くなります。公共の場で、ウィルスに接触する危険性が高い箇所は、ドアノブ、エレベーターのボタンです。

 

多くの人が触るものであっても、その人々の手にウイルスが付着していなければ、どこを触っても問題ないのですが、ウイルスはどこに付着しているかはわかりません。

 

やむを得ず不特定多数の人が触るものに触れた場合は、手を洗う洗浄するまで顔を触らないように注意することで、感染リスクを下げることができます。

2.手洗いをする

不特定多数の人がよく触るものに触れなければ、ウイルスが手に付着する確率をかなり減らすことができますが、それほど多くの人が触らない場所でも、たまたま感染者が触れたものに触れれば、ウイルスが手に付着します。

 

そのため、石鹸でよく手洗いをしてウイルスを取り除くことは最も重要な予防方法です。

手の衛生の徹底は感染対策の基本中の基本であり、たとえば、日本感染症学会でも「感染対策としてもっとも重要なことは手の清潔である」としています。

 

手洗いの際は、石鹸を使い指の間や爪の中まで、15~20秒入念にこする必要があります。ただし、強くこすりすぎると肌を傷つけていまい、手にひび割れや、細かい傷ができてしまいます。

 

肌が荒れると、そこにウイルスが入り込み、洗い落としにくくなりますし、そこでウイルス増殖していく可能性があるのです。

 

石鹸を使って手を洗う目的は、ウイルスを殺すことではなく、ウイルスが付着しているほこりや垢などの物質を、石鹸と流水で手から物理的に洗い流して取り除くことです。

 

薬用石鹸を使ってもウイルスを殺すことはできないので、普通の石鹸で物理的に洗い落とすという手洗いの目的を意識して、過不足のないように、優しく丁寧に洗うことが重要となります。

 

もし、手洗いができない環境にいる場合は、アルコールによる消毒も有効です。

3.換気が悪く、人の密度が高い場所を避ける

新型コロナウイルスの集団感染が発生した場所はライブハウス、クルーズ船、屋形船、スポーツジム、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テント、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、パブ(居酒屋)、などです。

 

いずれも、不特定多数の人が集まり、密接する、換気の悪い空間です。いわゆる三密(密閉、密集、密接の3つの条件が揃う場所)で集団感染が発生しているという事実から、そのような条件の場所に行けば、感染リスクが高まることは間違いないでしょう。

 

上記のような集団感染が発生した場所や、混雑した電車やバスなどの、3つの密(密閉、密集、密接)が同時に重なる所を極力避けること。つまり感染者と濃厚接触(感染者との長時間の接触)が起こりやすい場所を避けることは、感染リスクを下げるために有効なことです。

 

人が集まる風通しが悪い場所を避けることは感染予防のために有効ですが、空気感染する可能性は極めて低い(あるいはまったくない)ので、人が集まっているというだけで、感染をやみくもに恐れる必要はありません。

 

たとえば、屋外に多くの人がいても、通常は濃厚接触をすることはないでしょうから、その周辺を歩くくらいのことであれば、感染リスクは限りなく低いと言えます。

3.十分な睡眠をとる

睡眠時間が毎晩7時間より短い人は、7時間以上寝る人と比べて3倍も風邪をひきやすいという研究データがあります。

 

もちろん、新型コロナウイルスも風邪は厳密には違いますが、同じウイルスによる伝染性疾患なので、参考にすることはできます。

 

新型コロナウイルスは、まだ発生したばかりで、研究が進んでいません。また、風邪の研究のように、健康な人を集めて、どういう場合に風邪をひくか、対象試験を行うということは考えられないので、豊富なデータのある風邪を参考にするのが、次善の策なのです。

 

したがって、新型コロナウイルスの場合も、7時間以上寝た方が感染しづらいと言えるでしょう。

4.運動をする

一週間のうち毎日30~60分の有酸素運動をする人は風邪をひきづらく、ひいても症状が出る期間が短いという研究データがあります。

 

運動をすると免疫系の抗体とリンパ球が活性化されます。免疫系の抗体は細菌やウイルスの感染と戦い、リンパ球はウイルス感染した細胞を攻撃します。

 

運動をすることには、免疫系を最適化する効果があるので、新型コロナウイルスでも、風邪のライノウイルスやコロナウイルスでも、あるいは未知のウイルスであっても、感染リスクを下げることは間違いないでしょう。

5.心配をしない

ポジティブな情動スタイルの人は、風邪をひきづらいという研究データがあります。この2つの間には、強力な相関関係が見られます。心が強い人、明るく、ポジティブな考え方の人は風邪をひきづらいのです。

 

ですから、心配したり、過剰に反応したり、神経質になったりすることは感染リスクを上げることにつながるのです。

 

手洗いなどの根拠のある予防策を行うことは大切ですが、感染を恐れるあまり根拠のないことをする必要はないのです。

 

不安になりやすい人は、あまり余計な情報に触れないようにした方が良いでしょう。

マスクは感染予防効果がない

コロナウイルスとマスクをする人新型コロナウイルス予防のために有効ではないものの代表は、マスクです。

 

マスクを着用することは、自分が感染している場合に、他人に感染させないためには役に立ちますが、通常の生活環境下で、感染予防という観点から見た場合には、マスクはほとんど役に立たないようです。

 

マスクが感染予防に有効だという科学的な証拠はないのです(医療現場で、医療従事者が医療用マスクを、正しい知識のもとで、適切に使う場合には別)。

 

世界保健機関(WHO)は、「Advice on the use of masks in the context of COVID-19(直訳:新型コロナウイルス感染症の状況下でのマスクの使用に関するアドバイス)※」で、「無症状の人は、いかなるタイプのマスクの着用も推奨されない」としています。

 

また、マスクの着用によって誤った安心感を生み、身体的な距離や手の衛生など、他の予防策を順守できなくなる可能性があることも指摘しています。

 

また仮に、マスクに感染予防効果が少しだけあるとしても、正しい使い方をしなければ、まったく意味がないばかりか、感染リスクを高めることにもなるのです。

 

一般的によく見かける、あごの下にマスクを引っ掛けたりして、マスクをずらす行為や、食事のときなどにマスクを取り外して、テーブルなどに置き、また着用すること、マスクに触ることなどは、マスクをしない場合よりも、感染のリスクを高めることになります。

 

なぜならこれらの行為をすれば、顔や手に付着したウイルスが、マスクに付着し、マスクを介して鼻から侵入しやすくなってしまうからです。

 

先述した通り、ウイルスの主な感染経路は目と鼻の粘膜です。

 

WHOのガイドラインには、下記のような「実践から得られたマスクの正しい使用方法」が載っていますが、一般の人はこれらの正しい使用法を守って、使用することは困難ですし、ここまでしようという気も起こらないのではないでしょうか。

・マスクを慎重に配置し、口と鼻を確実に覆い、顔とマスクの間の隙間を最小限に抑えるためにしっかりと結ぶ。
・着用中はマスクに触れない。
・適切なテクニック(マスクの前面に触れないで、後ろからほどく)でマスクを取り外す。
・取り外した後、または使用済みのマスクに不注意で触れた場合は、アルコールベースの手洗い、または石鹸と水で手をきれいにする。
・マスクが湿ったらすぐに新しい清潔で乾燥したマスクと交換する。
・使い捨てマスクを再利用しない。
・使い捨てマスクは、使用後は廃棄し、取り外したらすぐに廃棄する。

 

マスクは鼻と口を覆っているため、心理的には感染予防に効果がありそうな気がしてしまいますが、実際には予防効果がないことがわかっているので、マスクを着けても、まったく予防効果がないと思って行動した方が良いでしょう。

 

マスクを着用しても、新型コロナウイルスはもちろんのこと、インフルエンザ、風邪などの感染リスクを下げることはできないのです。

 

ですから、集団内でマスクをしていない人に対して、あるいはリーダーの立場にある人が部下に対して、感染予防のためにマスクを着用しないといけないというような社会的圧力をかけることはやめた方が良いでしょう。

 

人間の脳の働きから見ると、注意力は限られており、複数のことに注意が行くと、一つの事を実行する確率が下がってしまいます。ですから、マスク着用のような予防効果が薄いことを実行するよりも、予防効果が実証されている手洗いの徹底などを励行した方が、それを実行する確率が上がり、感染リスクを下げることができるのです。

 

※WHO「Advice on the use of masks in the context of COVID-19」
https://www.who.int/publications-detail/advice-on-the-use-of-masks-in-the-community-during-home-care-and-in-healthcare-settings-in-the-context-of-the-novel-coronavirus-(2019-ncov)-outbreak

まとめ

コロナウイルスを拒む手ウイルスの人体への主な侵入口は目と鼻の粘膜です。感染の多くは、ウイルスに汚染された手で、目をこすったり、鼻を触わったりすることでウイルスが人体に侵入すると思われます。

 

新型コロナウイルス予防のために有効だとわかっていることは、「ウイルスに汚染された手で顔を触らないこと」、「手洗いをすること」、「十分な睡眠をとること」、「換気が悪く、多数の人が密着する空間を避けること」などです。

 

マスクは感染拡大防止には有効ですが、感染予防には有効だという科学的な証拠はないので、マスクを着けても、まったく予防効果はないと思って行動した方が良いでしょう。

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