世の中には、商品やサービスが売れるようするための色々な戦略があります。
たとえばマーケティング戦略、セールス戦略、ビジネス構築戦略、技術戦略、セールスライティング、心理トリガー、SEOなど、挙げて行ったらキリがありません。
こういったビジネス戦略を行う前に、絶対に知らないといけない、そして忘れてはいけない重要なことがあります。
これは、ビジネス戦略を行う上で一番の基礎になる部分であり、行動指針になる部分です。
ですから、これを知らないと、あるいは忘れてしまうと、どんな戦略も効果を発揮できません。効果を発揮できないどころか、逆効果になってしまうことさえあります。
今回はビジネス戦略の指針となる大事な原則についてお伝えします。
そこに真実性はあるか?
ビジネス戦略を行う上で、知らなければいけないこと、常に念頭に入れておかなければいけないこととは「真実性」です。
世の中のビジネス戦略には、使えば売り上げがアップする方法がいくつもあります。
しかしその中には、確かに売り上げはアップするかもしれないけれど、真実性が欠けていて、長期的な視点で見たら利益にはならないだろうというものも多くあります。
自分でないものになろうとしたり、がんばって自分を良く見せようとして「一時的」に売り上げをアップしようとする戦略は、往々にして、真実性が欠けやすくなります。
そこには、ずるや、ごまかし、だまし、誇大表現などが介在しやすくなります。
そして、真実性が欠けていると、次第に信用は失われていき、評判も下がり、結局は損してしまうのです。
戦略を考えるときは、「そこに真実性はあるのか?」と考えてみる必要があるのです。
これを常に頭に入れておけば、間違った戦略を選ぶことや、間違った戦略を実行することはなくなります。
長期的に売り上げを上げるためには真実性が欠かせない
自社の製品やサービスの欠点に気が付いていても、普通は欠点を隠そうとします。
長所だけを強調して、欠点は見せない方が売れると思うからです。
しかし、信じられないかも知れませんが、欠点を包み隠さずに伝えると、売り上げアップの役に立つのです。
欠点を認めて、それを包み隠さずに伝えることで、それを見たり聞いたりした人は、売り手を信頼できると評価してくれます。
欠点を伝えることは、売る側の立場だけではなく、買う側の立場に立って考えているということが、無意識に伝わります。
それが、実直さや誠意、誠実さなどとして伝わるので、信頼性がアップするのです。
もしあなたが何かを買おうと思っているときに、長所だけを並べ立てている広告と、長所も書いてあるが、できないことや欠点も正直に書かれている広告を見たらどう思うでしょうか?
欠点も正直に書いてある企業の方が、信頼できると思うのではないでしょうか?
世の中には、全てにおいて完璧な商品など存在しません。
だから人は完璧な商品・サービスを選ぶのではなく、信頼できる所から買うのです。
信頼を得るには、真実性が不可欠なのです。
まとめ
ビジネス上のどんな戦略を実施する上でも、常に頭に入れておかなければならないのは、「そこに真実性があるか?」ということです。
世の中には様々なビジネス戦略が存在しますが、このことを忘れないようにすれば、間違った戦略を選ぶことや、間違った戦略を実行することはなくなります。
世の中に完璧なものはありません。
欠点も正直に伝えれば、信頼性が増し、売り上げがアップします。
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