どのような目標を立てれば幸せになれるか?

考える女性 心身の健康・幸せ

目標を持つことは、とても重要なことです。

 

人生において目標を決めないのであれば、それはさながら、目的地を決めないで出港した船と同じようなものです。すなわち、どこにいけばいいのかが分からないので、あっちにふらふら、こっちにふらふらと、大海原をさまよってしまうという結果が待っているのです。

 

目標がない状態で生活をしていたら、どこを目指すか定まっていない状態なので、周囲の状況に流されてしまうか、他人の都合の良いようにコントロールされてしまうことでしょう。

 

このようなことを考えただけでも、良い人生を送るためには、目標を立てることは不可欠であると言えます。しかし、目標を立てることが大切だということが分かっていても、どのような目標を立てれば良いか分からないという人も割と多いものです。

 

そこで今回は、まずはどのような目標を立てれば良いかについてお伝えしたいと思います。

目標を幸せの持続という視点で大別する

懐中時計を持つ手

どのような目標を立てれば良いのかわからない人は、求めるものが定まっていない状態にあると言えます。

 

しかし、何を求めるにしても、その結果、幸せが訪れるものが良いということ漠然と感じていると思います。不幸になる目標を立てるよりも、幸福になれる目標を立てることには異論はないでしょう。

 

私たち人間は、どんな人でも例外なく、幸せを求めて生きています。

このことに例外はありません。

 

たとえば、お金持ちになりたいと思っている人は、お金持ちになれば幸せになれると考えているから、お金持ちになりたいと思っているのです。

 

たとえ、死にたいと思っている人でさえ、死ぬことによって生きているときよりも幸せになれると考えているから、死にたいと思っているのです。

 

お金なのか、あるいは死なのか、人によって何を幸せと考えているかという点が違うだけで、人が幸せを求めるということには違いがないのです。

 

ただ、麻薬やドラッグのように、それを手に入れても実際には幸せになれないのに、それを手に入れると幸せになれるものだと錯覚してしまっている事柄も多いのです。

 

たしかに麻薬中毒者が、麻薬を手に入れれば、ほんのひと時、そのときだけは幸せに感じるかもしれませんが、長期的には絶対に幸せにはなれません。禁断症状に苦しんだり、お金に困ったり、果ては廃人になってしまうのがオチでしょう。

 

後のことを考えずに、一瞬の幸福感が得られるという理由だけで、それを追い求めても人生にとってはプラスにはならないのです。ですから、重要なことは、幸せになれるかどうかではなく、幸せが持続するかどうかなのです。

 

この事実を目標の設定に当てはめると、私たちが目標にすべきなのは、その目標を達成すれば幸せになれるという事柄ではなく、目標を達成すれば、長期的な幸せが得られることを目標に設定すればよいということになります。

長期的な幸せが得られる目標とは?

両手を上げる女性

それでは何を目標とすれば、長期的な幸せが得られるのでしょうか?

 

何を幸せと感じるかは人それぞれですが、多くの人が幸せと感じるものも存在します。それは、人間の持つ基本的な欲求を満たすものです。

 

基本的な欲求といえば、日本では食欲、性欲、睡眠欲の3つが有名です。他にも有名なところでは、「マズローの欲求5段階説」などがありますが、中でも長期的な幸福感や満足感をもたらすということが、数々の研究によって明らかになっているのは、「関係性」の欲求を満たすものです。

 

関係性の欲求とは、人とのつながりや、人と深く関係し合い、お互いに尊重しあうような関係築きたいと求める欲求です。人は社会的な生き物として進化してきたために、人とのつながりを求めるという強力な欲求を生まれつき持っているのです。

 

社会とのつながりが人間の幸せの本質であるという考えは、幸福について研究している研究者や科学者の間では共通の認識となっています。

 

ハーバード大学で、男性グループを大学卒業から死亡まで、心と体の健康について追跡調査を実施した「グラント研究」という有名な研究がありますが、この研究を指揮したジョージ・ヴァリアント教授が、数十年に渡る研究の末に出した結論は、「人生で本当に重要な唯一のことは、他者との関係である」というものでした。

 

あなたの家族、友人、恋人、職場環境など、身近にいる人たちとの人間関係の質が高ければ、長期的な幸せを得られる可能性が高くなるのです。

 

そのため、身近な人との人間関係を良くすることや、仕事仲間や趣味の仲間を作ること、地域の人たちと親睦を深めることなどを目標にすれば、長期的な幸せがもたらされることでしょう。

 

今、家族との関係が良好とは言えないのなら、どんな目標よりも優先的に、家族の関係を良好にするという目標を立てて実施すれば、それが長期的な幸せへの近道となります。

 

今、人と関わる機会がないのであれば、今時間を使っていること--たとえばネットやゲームなどの娯楽などは後回しにして、習い事、サークル、ボランティア活動など、人と触れ合える活動に参加するようにしましょう。そこから、良好な人間関係を築いていけばいいのです。

人間関係が苦手な方は、「2度と人間関係で疲れなくなること」を目的として作られた【電子書籍】「もう2度と人間関係で疲れなくなる方法」をおすすめします。
人間関係のストレスをなくしたい人は他にいませんか? | スマエボ

 

人間関係以外に何が、「真の幸福」をもたらしてくれるか知りたければ、電子書籍【幸せな人生を送る方法】がおすすめです。
【電子書籍】幸せな人生を送る方法
もっと幸せに生きたいあなたへ あなたも後悔することのない、幸せな人生を送りたいと思いませんか? この1冊だけで幸せな人生が手に入ります 【電子書籍】「幸せな人生を送る方法」 ✔多くの幸せを感じるように...

コメント

タイトルとURLをコピーしました