私たちは、普通に生活をしていると、楽な選択肢を選びます。
例えば、ビルの上の階に行きたいときに、エレベーターと階段があったら、迷わずエレベーターを使うでしょう。
楽な仕事と、肉体的に疲れる仕事があったら、楽な仕事を選ぶでしょう。
人間は楽をするのが好きだからです。
しかし、楽な方ばかりを選んでいては、人間はどんどん弱くなっていきます。
体も心も使わないと、衰えてしまうのです。
文明が発達すると、利便性が増し、楽になります。
文明の発達は、基本的には良いことですが、その代償として人間が弱くなってしまうので、その分を補うべく、戦略的に鍛える必要があります。
楽すぎても体に悪い
楽な生活を送ることは、良いことだと思いがちですが、実は違います。
リラックスしすぎると、自律神経の副交感神経が過度に優位になり、アレルギーなどの病気を招きます。
過食になったり、落ち込みやすくなったり、やる気や活力も失われて、鬱を引き起こす原因にもなります。
自律神経のバランスを保つためには、適度なストレスや負荷が必要なのです。
もちろん、過度なストレスや負荷はいけません。
交感神経が過剰に優位になるので、こちらも胃潰瘍、炎症など、違う病気の原因になります。
自ら負荷をかける
現代人は楽をしているので、昔の人と比べ、ちょっとしたストレスや負荷にも弱くなっています。
心も体も、楽をして衰えているので、負荷に対する耐性がありません。
意図的に楽ではない選択肢を選び、適度な負荷をかけて鍛えていけば、耐性が上がり、タフになります。
体で言えば、動きの多い方を選ぶ。例えば、エレベーターを使わず、階段を使うだけでも、
足の筋肉が鍛えられます。
血液の循環も良くなり、体に良い影響を及ぼします。
近場に行くときは、車を使わず歩くなど、大きな負荷にならない選択肢を選ぶことです。
徐々に体を鍛えておくことで、必要に迫られて肉体を使った場合でも、大きな負担にならないのです。
心で言えば、少し我慢が必要なこと、楽ではないこと、気持ちが進まないことなど、心理的負担がかかること選ぶことです。
例えば、できれば避けたいというようなこと行うとか、あえてチャレンジしてみるとか、難しい方を選ぶとかです。
事なかれ主義を決め込まないで、普通の人が言いづらいことを言うのも良いでしょう。
自分で小さい目標を決めて、それを守るのも良いでしょう。
精神を鍛えるのと同時に、肉体も鍛えられることを日常的に行うと、とても効果的です。
私が行っているのは、毎朝、半裸で体操をしたり、風呂上がりに水をかぶったり、冷風浴を行ったり、というようなことです。
忍耐力や根性が鍛えられ、精神的に強くなり、肉体的にも皮膚の抵抗力が強まり、ひいては肉体内部も強くなり、一石二鳥です。
日頃から、心を鍛えておけば、普通の人なら、大きなストレスに感じることでも、ストレスと感じないくらいになります。
負荷をかける時の注意点
負荷をかける時の注意点は、急に負荷の高いことを行わないことです。
私の知り合いに、今まで何の運動もしていなかったのに、毎朝ジョギングを始めて、足を痛めて、何か月も治らなかったという人がいました。
ケガや病気をすると、かえって負荷をかけられなくなってしまうので、徐々に負荷を上げるようにしていかなければいけません。
ジョギングで言えば、短い距離化から始めたり、ウォーキングから始めたりと、自分のレベルに合わせて、負荷を決めなければいけません。
まとめ
普通に生活をしていると、自分にとって楽なことばかりを選択し、心身を弱めることになります。
そして、病気にかかりやすくなったり、ストレスに弱い人間になってしまいます。
適度な負荷がある方が、心身に健康をもたらします。
あえて負荷をかかる選択をして、心身を鍛え続ければ、刺激に対する耐性が付き、ストレスにも強い人間になれます。
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