他のことが目に入らなくなる「焦点錯覚」に陥らないためには?

改善・向上

日々、目の前に現れる様々な刺激(主にメディアや広告など)や、ぼんやりと浮かんでくる事柄に注意を向けると、「焦点錯覚」が起こります。

 

「焦点錯覚」とは、「あなたがあることを考えている時、人生においてそのこと以上に重要なことは存在しない」と感じることです。これは「見たものが全て効果」の一種であり、他のことが見えなくなる「視野狭窄」を起こしているのです。焦点錯覚が起こると、実際にはどんなに些末なことであれ、重要なことだと感じてしまいます。その結果、本当に重要なことには注意が向かなくなってしまうのです。

 

一例を挙げると、ネットで何か買い物をしようとした場合、ある程度の条件を満たす商品が見つかったのにも関わらず、検索をやめてそれを買わずに、まだ良いものがないかと延々と検索してしまうことはないでしょうか?これは、ネットショッピングで最高のものを見つけることが重要なことのように感じ、そのことに捉われている状態と言えます。そうなると商品探しに没頭してしまい、膨大な時間を浪費することになってしまいます。

 

このような焦点錯覚に陥らないためには、意識的に人生において重要なことに注意を向けること、そして、注意を向け続ける仕組みや工夫が必要になってくるのです。

 

 

ちなみに、人生において重要な事柄とは何でしょうか?

一般的に見て、下記の3つの事柄は人生の最重要事項と言っても過言ではないでしょう。

1.良好な人間関係を育むこと
2.仕事
3.心身の健康増進

何に注意を向けているか=何に時間を使うか=人生をどう生きるか

自由になる時間がたっぷりあると、時間を無駄に使ってしまう可能性が高くなります。なぜなら、人は希少なものは大事にしますが、たくさんあるものは大事にしないという傾向があるからです。

 

人生において重要なことに注意を向け続けるための仕組みづくりの一つとして、目標を立てることが挙げられます。やるべきこと=目標があれば、他のことには注意が向きにくくなるからです。やるべきことがあれば、それをする時間が必要なため、必然的にその分だけ、たいして重要ではない事柄に使う時間がなくなるからです。

 

目標を立てることには、他にもメリットがあります。それは、目標に取り組み、自由になる時間を減らした方が充実感を感じやすいということです。有意義な目標を作り、時間を有意義に使っていると感じることができれば、ひいては有意義な人生送ってると感じることができるのです。

 

ですから、まずやるべきことは人生において重要な事柄に関する目標を1つ決めることです。

 

そして目標を立てたら、その目標が、自分がどのような人生を送りたいのかに適合しているかどうかを確認してみます。目標が自分の理想の人生とマッチしていない場合は、目標を立てても、頑張って目標を目指そうという気持ちがなくなってしまうからです。目標の達成までには、多少の苦労はつきものです。そして、時間と労力が必要になってきます。目標が自分の理想の人生とマッチしていない場合は、多少の困難に出くわすと、簡単にあきらめてしまうという結果になるのは目に見えています。目標の達成までのモチベーションを失わないために、目標が自分の理想の人生と適合しているかどうかをよく吟味しておく必要があるのです。

 

 

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