「あなたは幸せですか?」
このように訊ねると、「はい」と答える人はまずいません。
私も多くの人に何度も聞いたことがありますが、「まあまあ」と答える人が大半でした。
このようにあいまいに答える大きな理由の一つは、「幸せとは何か」をはっきりと理解していないからです。
今回は、幸せに生きるために、知っているようで知らない「幸せの定義」つまり、「幸せとは一体なんなのか?」ということについてお届けします。
幸福かどうかを判断するには、まず定義を理解する必要がある
ものごとを判断するためには、定義を理解している必要があります。
例えば「あなたは腰が痛いですか?」と聞かれたら、腰に痛みがあるかないかの判断は簡単にできるので、はっきりと「はい」や「いいえ」と答えることができますよね。
一方、「幸せ」のように、はっきりと理解していないことについては、判断がつかず、あいまいにしか答えられません。
自分が幸せかどうかを判断するためは、まず「幸せとは何なのか」を正確に理解している必要があるのです。
幸せとは何か?幸せを定義する
それでは、「幸せ」とはなんでしょうか?
「幸せ」を手持ちの広辞苑で引くと、「幸福。幸運。さいわい。また、運が向くこと」とあります。
これではイマイチ分かりづらいですよね。
辞書は言葉の意味を端的に表している優れたツールですが、幸せというものは、心で感じるものなので、それを言葉で説明しようとするのは難しいのかもしれません。
しかし、ほとんどの人は、幸せを言葉で説明できなくても、感覚的に幸せがどういうものかを何となくは分かっているものです。
だから、「どのようなときに幸せを感じますか?」と聞けば、ほとんどの人は答えることができます。
どのようなときに幸せを感じるか?
よくある例を挙げれば、美味しいものを食べているときとか、家族や恋人や友人と盛り上がっているとき、願いが叶ったときなどがあるでしょう。
つまり、幸せとは、嬉しいとか、楽しいとか、面白いとか、愉快だとか、いい気分だとか、ありがたいとか、充実しているなどというように、自分が感じている状態のことを言うのです。
この、嬉しい、楽しい、面白いなどの感情を、ひとまとめにすると「ポジティブな感情である」と言うことができます。
心の状態が、ポジティブであると自分で感じているときの割合が、生活の中で多ければ、幸せだと言えるでしょう。
なので、幸せとは何かを一言で表すと次の通りになります。
「幸せとは、心が常にポジティブな状態で生きていること」
この、心が常にポジティブな状態を目標として、日々の生活に望むのなら、間違いなく幸せに過ごせることでしょう。
まとめ
幸せと感じるのは主観的なことですが、幸せとは何かを知らないと自分が幸福かどうかもわかりません。
幸せとは、心が常にポジティブな状態であることを言います。
ポジティブな心の状態、つまり、嬉しさを感じているとき、楽しさを感じているとき、やりがいを感じているとき、このような状態でいるときの割合が多いと感じていれば、幸せなのです。
このような心の状態を目指して、人生を生きれば、幸せを多く感じることができるでしょう。
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