時間はいつでも正確に時を刻んでいます。
当然のことですが、何をしていても時間は過ぎ去っていきます。
仕事をしていても、スマホを見ていても、本を読んでいても、ぼーっとしていても、どんどん時は過ぎていきます。
どんな人にとっても1日は24時間しかありません。そして、全ての人間の人生には終わり(死を迎える)があるので、時間は人間にとって限りのある資源です。
生きている人間にとって、時間が経過するということは、人生の残り時間が少なくなるということでもあるのです。
そうであれば、時間を浪費したくはないですよね。
今回は時間を浪費したくない人が取り入れるべき習慣をお伝えします。
楽なことに時間を使ってしまいがちだが、楽なことと重要なことは一致しない
時間の浪費とは、時間の無駄遣いのことであり、自分にとって重要でないことに時間を使うことを言います。
自ら進んで時間を浪費したいという人はまずいませんが、その思いとは裏腹に、多くの人は時間を浪費してしまっているものです。
人間は、集中力や意志の力を使わないでできること、つまり、楽にできることを優先的にしてしまうものです。しかし、たいていの場合、「重要なこと」と「楽なこと」は一致しません。
SNSチェックしたり、YouTubeで動画を見たりするのは楽なことですが、「それはあなたにとって重要なことですか?」と聞かれたら、「重要なことだ」と答える人はまずいないでしょう。
重要ではないことなら、できればやらない方が良いのですが、やりやすいという理由だけで、ついつい、楽にできることを優先的にしてしまっているのが実情です。
スマホを見たり、ネット検索をしたり、ゲームをしたりと、たいして重要ではないことに時間を使えば、その分重要なことに使う時間がなくなってしまいます。
そして過ぎ去った時間は2度と取り戻すことはできません。
現代の多くの人は、重要でもないことに多くの時間を使い、重要なことに使う時間を失ってしまっています。
現代は、時間を浪費しやすいものにあふれており、スマホやオンライン環境、TVなど、楽にこなせることが、どんどんと時間を奪っていくのです。
時間を浪費しないためにやるべきこと
楽にできることがあふれている現代において、時間を浪費しないのは難しいことです。
普通に生活していたら、大して重要でもないことにどんどん時間を奪われてしまいます。
それでは、どうすれば時間を浪費することから身を守れるでしょうか?
まずは、あらかじめ自分にとって重要なことを決めておく必要があります。そして、その重要なこと以外に使っている時間を減らしていくのです。
そのためには、今の時間の使い方を振り返ってみることが欠かせません。私たちは、自分のことを振り返って考えてみることはほとんどしませんが、自分を省みることは、自分の指針を決め、修正するためには絶対に必要なことです。
自分にとって重要なことは何だろうか?
現在の生活で、何に時間を使っているだろうか?
それは重要なことなのだろうか?
一週間単位、あるいは一ヶ月単位で振り返ってみるのです。
何に時間を使っているかリストアップして、きちんと視覚化したうえで、それが重要なことか、それとも重要でないことかの判断を冷静に行い、重要ではないことはやめるようにしていくのです。
今していることをリストアップして視覚化してみると、重要なこと以外に意外と多くの時間を使っていることが見えてくるものです。
重要なこと以外のことをしないようにすれば、単純に重要なことに使える時間が増えます。
さらに、重要ではないことをやめることによってできた時間で行うことを決めておけば、重要ではないことに時間を使うことを抑制する効果があります。
たとえば、通勤中にスマホを見ていた時間で、自分に役立つ本を読むとか、テレビを見る代わりにウォーキングをするという具合に、代わりに行う重要なことを決めるのです。
定期的に(たとえば毎月最終日など)、今の時間の使い方をリストアップして、チェックする習慣を付ければ、重要ではないことに時間を浪費してしまうことをかなり減らすことができます。
今の時間の使い方を振り返ってみることは、とてもシンプルな方法ですが、人生の指針を見直し、生活を改善するきっかけを作れるため、充実した人生を送る役に立ちます。
とてもシンプルな方法というのは得てして実行されないものですが、その効果は実感できると思いますので、ぜひ、試してみてくださいね。
まとめ
時間を(人生を)浪費をしないために定期的に行うと良いことは、今の時間の使い方を振り返ってみることであり、特に以下の3つが重要です。
1.自分にとって重要なことを決める
2.今の時間の使い方をリストアップして視覚化。重要なことかどうかをジャッジする
3.重要ではないことをやめる(その代わりにすることを決める)
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