人間関係に疲れたときにはどうすればいいのか?あなたもよく行われている3つの間違った対処法をしていませんか?

ビールで乾杯 コミュニケーション

会社を辞める原因のNo1は、職場の人間関係です。

 

職場での人間関係がうまくいかない、人間関係で疲れてしまうという話はよく聞きます。

 

私もサラリーマン時代には、よく相談に乗っていました。

 

上司が一方的に押し付ける

 

部下が言うことを聞かない

 

同僚が協力しない…

 

仕事の内容自体は好きという人でも、仕事というものは自分一人だけではすることが出来ないので、職場の人間関係がうまく行かないと、仕事もうまく行かなくなり、だんだん仕事も嫌になって、会社に行くのが嫌になってしまいます。

 

あなたは、人間関係がうまくいかないときには、どのような対処をするでしょうか?

 

今回は、人間関係に疲れたときに行ってしまいがちな、間違った3つの対処法についてお伝えします。

1. 愚痴をこぼす

愚痴をこぼす子供よくある間違った対処法の1つ目は愚痴をこぼすことです。

 

良く行われているのは、仲の良い人を捕まえて愚痴をこぼしたり、仲の良い同僚と飲みに行き、そこで愚痴をこぼしたりすることです。

 

同僚との飲み会が、愚痴大会になっているのはよくあることです。

 

たしかに、誰かに愚痴をこぼしたり、相手の悪口を言えば、そのときはすっきりとするかもしれません。

 

また、同僚が、同情や共感を示してくれれば、愚痴大会が始まり、場が盛り上がって楽しいかもしれません。

 

しかし、愚痴をこぼしたところで、状況が良い方向に変化するということはありません。

 

愚痴や相手の悪口を言えば、自分を正当化する気持ちが強くなり、改善しようという気持ちは影を潜めてしまいます。

 

また、私たち人間は、うわさ話が好きなので、悪口などの話は面白おかしく広がってしまい、それが利害関係者の耳に入り、状況が悪化するかもしれません。

 

このように愚痴をこぼして、状況が悪くなることはあっても、良くなることはないのです。

2.ストレスを発散する

走ろうとする人

2つ目は、ストレスを発散して、あったことを忘れようとすることです。

 

ショッピングや映画鑑賞、スポーツなどの好きなことをして、ストレスを解消することも広く行われていることの一つです。

 

しかし、娯楽などに注意を向けてストレスを解消できたとしても、ストレスのもとになった人間関係は何も変わりません。

 

人と合わない、うまく行かないことには、何か原因があるので、その何かを変えない限り、また同じ結果になってしまいます。

 

相手も自分も変わらないのですから、また同じようなことが起こる可能性はとても高いのです。

 

ですから、人間関係から生じたストレスを、好きな事をして発散しても、それは単なるガス抜きにしかならず、状況が改善するということはないのです。

3.上辺のテクニックを使う

ピノキオ

3つ目は、上辺だけのテクニックに頼ることです。

 

本やネット上の記事には、心理学を応用したテクニックや、NLPに基づいたテクニックなど、人間関係を良くするためのテクニックがたくさん紹介されています。

 

たとえば、「お世辞でも良いので、相手をほめる」というテクニックはどうでしょうか?

 

人は、褒められれば気分が良くなるので、お世辞でも相手を褒めれば、その人は好感を持たれ、人間関係がうまく行くというものです。

 

たしかに私たちは、人から褒められると嬉しく感じます。

 

しかし、嬉しく感じるのは、心からの褒め言葉だけです。

 

上辺だけのお世辞でほめられても、ちっとも嬉しくありません。

 

それどころか、むしろ、嫌な気分になります。

それは、相手をだましてやろうという作為的な気持ちが感じ取るからです。

 

心から言っていることと、お世辞で言っているということの区別は簡単に付きます。

 

人が何かを伝えるときは、言葉だけではなく、非言語コミュニケーションである、表情、声の調子、ボディランゲージなども重要な働きをしています。

 

心から思っていないお世辞を言っても、非言語コミュニケーションのどこかに、言葉との違いが表れるので、相手はその違和感を感じ取り、お世辞だということがばれてしまうのです。

 

相手の良い部分を見つけて、心から褒めるというのであれば人間関係を良くする効果はありますが、お世辞は逆効果なのです。

 

このような表面上のテクニックを使って、たとえ一時的にはうまく行ったとしても、それが長続きすることはありません。上辺だけ取り繕っても、必ずメッキははがれてしまうものなのです。

 

ですから、人間関係に疲れたときに行うべきことは、それを忘れようとするのではなく、原因に働きかけ、何かを変えることなのです。

 

そうしない限り、人間関係から生じる疲れは、いつまでもついて回ることになるのです。

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