B’zのヒット曲「ultra soul」に、次のような歌詞があります。
己の限界に 気づいたつもりかい?
かすり傷さえも 無いまま終わりそう
これは、人間の心理を良く表している歌詞だと思います。
ほとんどの人は、自分の可能性に自らフタをしています。
本当は、もっと能力があるのに、思い込みであったり、 知らないだけであったりで、自ら制限をしています。
私は、このような忘れられない経験がありました。
他人ができるなら誰でもできる
2000年代初めの頃。
今のようにインターネットのウェブサイトが充実していなかったので、 パソコン雑誌で有益な情報を得ていました。
あるとき私は知人に、「あるパソコン雑誌に、 デザインをするのに便利な海外のサイトが紹介されていたと」 いうことを話題にしました。
「でもその雑誌には、他に自分が必要としている情報が載っていなかったので、 一つのURLのために、雑誌1冊買うのも、もったいない気がする」 というような話をしたら、 知人は「俺は、そういう時、立ち読みでURLを覚えているよ」と言ったのです。
今は短いURLが多いですが、当時は、「https://www.behance.net/gallery/3527197/Valentina-typeface-free-font」 のように、50文字以上あるものも多かったので、 私には長いURLを覚えるという選択肢は頭にありませんでした。
私が、「50文字以上あって無意味な数字が並んでいるURLでもですか?」 と聞くと、知人は「うん。なんとか覚えられるもんだよ」と言いました。
その話をした後、私も雑誌を立ち読みして、 URLを覚えられるか試してみたところ、確かに覚えられました。
私は、長いURLを覚えるという概念がなかったので、 覚えようともしなかったのです。
多くの人が自分の可能性を甘く見ている
このように、多くの人が自分の可能性に気付いていません。
自分の能力を低く見積もっています。
実際の限界のはるか手前に、自ら限界を設定しています。
なぜこのようなことが起こるかというと、 実際に試してみていないからです。
考えすぎると難しく感じるものですが、実際にやってみると、 考えていたよりずっとうまくいくことが多いものです。
「案ずるより産むが易し」のことわざ通りですね。
試してみないと分からない
何事もやってみないことには、できるかどうか分かりません。
周りの人に無理だ言われたからとか、自分で無理だと思っているという場合でも、 試してみないと分からないものです。
できないと思っているのは、能力がないからではなく、突き詰めると、 実はやる気がないだけというのが、ほとんどです。
アメリカの哲学者、ラルフ・ワルド・エマーソンは次のように言っています。
行動に際して、あまりに臆病になったり、神経質になることがないように。
すべての人生が実験なのだ。実験すればするほど、うまくいくようになる。
まとめ
私たちは、実際の限界のずっと手前に、自ら限界の線を引いてしまっています。
特に、他人ができていることであれば、やる気さえあれば、ほとんどの人ができます。
まずは何でも、トライしてみることが大切です。
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