学歴が高いとアルバイトに採用されるの難しいんだよ
なんで?
だって、アルバイトが社員より学歴が高いと使いづらいでしょう
えっ?学歴は関係ないんじゃない?
そんなことないって!考えてみて。
もし自分がアルバイトを使うとして、自分より高学歴だと嫌でしょう?
学歴は関係ないなぁ。
人間性の方が重要だと思うけど
分かってないなー。世の中そんなもんだって !
この会話は、国立大の大学院卒の知人の夫が、数年間働いておらず、「何もしていないなら、まずはアルバイトをして、働きながら、仕事を探せばいいよね」という話を前にしたので、その後の状況を聞いたときの話です。
あなたは、この会話を聞いてどのように感じたでしょうか?
私が感じたのは、高学歴だとアルバイトに採用されるのに不利かどうかはさておき、このような考え方をする人は、人生の多くで損をしてしまうということです。
人それぞれ、どの様に考えるか、考え方の傾向、思考のクセというのはありますよね。
人の考え方というものは、状況によって、毎回違う考え方になるのではなく、否定的な人は、いつも否定的、楽観的な人はいつも楽観的というように、大体、同じパターンで考えるものなのです。
今回は、人生で損をしてしまわないための考え方をお伝えします。
「柔軟な思考」と「固い思考」
人の考え方を大きく2つに分けると、「柔軟な思考」と「固い思考」に分けられます。
世の中の出来事は、いろいろな見方ができ、いろいろな解釈ができるというのが、「柔軟な思考」です。
一つの出来事を、一方ではこのように考えることもできるし、また一方ではこのように考えることもできるという、型にとらわれずに考えることができる思考です。
「固い思考」は、世の中の出来事を、自分が考える一つの解釈でしか考えない、思い込みや固定観念にとらわれた思考です。
コチコチの固い思考だと、世の中を自分の思い込みによってしか解釈できず、損をすることが多くなってしまいます。
固い思考がもたらす3つの損失を挙げてみましょう。
固い思考がもたらす3つの損失
1.チャンスを失ってしまう
「これはこういうものだ」というように決めつけてかかる固定観念に捉われていると、チャンスを失ってしまいます。
一つの考え方しかできず、他の可能性を考えようとしないからです。
初めに見た通りにしか考えなければ、チャンスがあっても気付かなくなるのです。
鉄鋼王、アンドリュー・カーネギーの名言にもこうあります。
チャンスに出会わない人間は一人もいない。
それをチャンスにできなかっただけである。
チャンスと言うのは、誰が見てもチャンスとわかる、わかりやすい形でやってくるとは限りません。それよりも、パット見てもチャンスとは分かりませんが、見方を変えれば、チャンスであると言う形であることの方が多いのです。
固い思考だと、「できる可能性」を考えることができないので、チャンスを捕まえられないのです。
2.ネガティブな人間になってしまう
できる可能性を考えられないと、物事を狭くしか考えられません。
だから、どうしても物事を否定的な見方で見る割合が、柔軟に考えられる人に比べて多くなってしまいます。
物事を否定的に見ることが多ければ、悪い方、悪い方へと考えるクセが付いてしまいます。
そして、何事に対しても、否定的に捉えたり、批判したり、できない理由の方を考えるネガティブな人間になってしまいます。
3.チャレンジしなくなってしまう
固い思考は、やってみようとする気力を奪います。
物事を柔軟に考えられず、否定的に捉えることが多ければ、行動する前に、「どうせこれはやってもダメでしょう」とか「できない可能性が高い」と決めつけてしまうので、行動してみようと思うことがなくなります。
これでは、何もチャレンジしない人間になってしまい、チャレンジすれば得られたかもしれないものが得られないし、成長できない人間になってしまいます。
損をしない思考法
これまで見てきたように固定観念に捉われた、「固い思考」では損してしまいます。
固い思考の反対である、「柔軟な思考」をすれば、損をしません。
世の中の出来事は、実にいろいろな見方ができます。
柔軟な思考は、物事を決めてかからずに、できるだけ良い面を考えたり、できる可能性を考えたりします。
始めは悪いことに思えても、良い面はないか考えます。できないと思っても、できる可能性はないか考えます。
柔軟な思考をすれば、チャンスに多く気付き、得られることが多くなれます。また、ネガティブな考え方に陥ることがないので、気分が落ち込むことや、やる気がなくなることもないでしょう。
物事をはじめから決めつけないで、いろいろな面を考えられる柔軟性のある思考法をすれば、あらゆる面で得をするのです。
まとめ
固定観念に捉われている固い思考や、できない理由を考える否定的な思考のクセが付いていると、チャンスに気付かなくなってしまいます。
このような考え方では、否定的な人間になり、あれこれと言い訳をして、行動や、チャレンジをしなくなってしまいます。
これでは、損する人生を送ることになってしまいます。
また、こういう考え方をする人は、他人からも好かれません。
コチコチの固い頭にならないために、できない理由が頭に浮かんだら、できる理由も一緒に考えるべきなのです。
物事を一方的に決めつけないで、色々な面を考えられる、柔軟性のある思考法が得をする考え方なのです。
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