・やる気が出ない
・脱力感がある
・うつ病かもしれないと思う
・特にやりたいことがない
・同じ毎日の繰り返しで、惰性で生きている
・昔ほど面白いことがなくなった
どれかに当てはまる人は、要注意です。
このようなことを感じている人は、やる気がなくなり、無気力状態になっています。
今回は、やる気が出ない無気力状態を改善するために、今すぐできるシンプルな方法をお伝えします。
やる気がないのが、問題だと認識していない
無気力の一番の問題点は、本人がそれを問題であると認識していないことです。
やる気がない、無気力であるという意識はあっても、それが問題だとは感じていないのです。
「無気力で何が悪いの?別に困っていませんが・・・」という感じです。
第一に必要なのは、やる気の出ない状態、無気力であるというのは「問題である」と認識することです。
無気力はメンタル不調の一種
無気力というのは、メンタル不調の一種です。
「無気力症候群」のように、勉強や仕事などの本業に対してだけ無気力になってしまう「選択的無気力」なら、やる気があるときと、やる気がないときの差があるので、本人が問題だと認識しやすいです。
しかし、生活全般に対して無気力の場合は慢性的で、やる気に差がないので、問題であるとは認識しづらいのです。
本人が無気力であることを自覚していても、それがいつもの状態であり、慢性化しているので、特に問題であるとは感じず、改善しようとは思わないのです。
無気力が続くと、うつ病なる
このまま無気力の状態が続くと、うつ病になったり、統合失調症になったりと、心の病気になる可能性があります。
心の病気にならなくても、何事にも関心が持てなくなったり、無感情になったり、生活が楽しく感じられなくなります。
また、無気力な人は、周囲の人に「覇気がない」、「話をしても面白くない」というようにネガティブな印象を与えます。
その結果、あまり人が寄り付かず、孤立して寂しい人生を送ることになりかねません。
「そういうことも含めて、どうでもいいよ」と思っている人は、特に重症です。
無気力だと感じたら、それを早めに改善しようとすることが大事です。
無気力の原因
無気力を引き起こす大きな原因の1つは、明確な目標がないことです。
やりたいことや、関心事がないから、無気力でやる気が出ないのです。
逆に言えば、明確な目標を立てれば、無気力は改善されていくということになります。
明確な目標を立てるという改善策は、シンプルで具体的なので、実践しやすく、とても効果があります。
なぜ目標設定が大切なのか?
1.進むべき方向が分かる
例えば、マラソンは、ゴール設定するから、ゴールに向かって進めます。
ゴールを設定しないと、どこへ向かっていいのか分かりません。
人生でも、目標というゴールや、目指すところを設定しないと、どこへ向かえばいいのか分かりません。
ただ生きていられるから、生きているだけという、惰性的で無目的な生き方になってしまいます。
目標を設定すれば、進むべき方向が分かり、目標に向かって進むことができます。
2.ポジティブになれる
目標に向かって進めば、やる気が生まれます。
何かに向かって進んでいるとう感覚から、充実感が得られるようになります。
また、目標に向かう途中で創意工夫や、チャレンジ精神などのポジティブな感情が生まれます。
3.達成感が得られる
もし目標が達成できれば、目標そのものを手にした喜びや、達成できたという自信が得られます。
目標達成までに要する努力が大きければ大きいほど、達成したときの喜びも大きくなります。
もし、目標が達成できなかったとしても、頑張ったという記憶は残り、良い思い出として記憶されます。
目標の立て方
目標を立てるときは、心から達成したいと思っていることでないといけません。
本当にやりたいことでなければ、やり始めても、やる気が続かないからです。
1.やりたいことを紙に書き出す
本当にやりたいことを明確化するために、やりたいと思ったことや好きなことを、 紙に箇条書きで書き出してみましょう。
深く考えずに、思いつくままに、どんどん書き出すのがコツです。
2.最も重要だと思うこと1つに絞る
やりたいことを書き出したら、自分の中で、最も重要だと思うこと1つに絞り、 ○を付けましょう。
1つに決め兼ねるくらいだと、やる気が出てきた証拠です。
良い傾向ですが、あれもこれもと欲張ってしまうと、 目標達成に使うエネルギーが分散してしまいます。
1つの目標が達成できたら、次の目標を達成すればいいので、1つに絞りましょう。
3.目標はSMARTに書く
目標設定の有名なフレームワーク、SMARTの法則(スマートの法則)に沿って、 紙に書くことで、明確な目標が完成します。
Specific= 具体的である
Measurable= 計測可能である、数字になっている
Agreed upon= 同意している、達成可能である
Realistic = 現実的である
Timely = 期限が明確である
S:具体的である → 毎日夕食後に、ウォーキング30分と、筋トレ(腕立て、腹筋、背筋10回×3)をする
M:計測可能 → 5kg体重を減らす
A:同意している → 本当に体重を落としたいと思っている
R:現実的である → 夕食後時間があるので、ウォーキングと筋トレすることは可能だ
T:期限が明確である →1週間に0.5kgペースで減量し、10週間で5kg減量する
これで、ダイエットするというあいまいな目標から、明確な目標を作ることが出来ました。
SMARTの法則で目標を立てると、モチベーションの維持や、達成できる可能性がグンと高くなります。
さらに目標を達成しやすくするために、目標を書いた紙を常に見えるところに貼るか、朝晩必ず見る様にして、目標を忘れないようにしましょう。
まとめ
やる気が出ない無気力状態を改善し、有意義な人生を送るためには目標を立てることが有効です。
「SMARTの法則」で明確な目標設定をすれば、やる気が生まれ、人生が楽しくなります。
イキイキとした生活を送るために、さっそく紙とペンを用意して、目標を立ててみて下さい。
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