あなたには、夢中になっているものがあるでしょうか?
勉強、仕事、スポーツ、趣味など、何でも良いのですが、情熱を傾けられる対象があるでしょうか?
何かに夢中になっている人は、生き生きとし、輝いて見えるものです。
今は、夢中になれるものがないけれど、夢中になれることを探してみたいという人は、ぜひ今回の記事をご覧になってみてください。
夢中になれることは探しても見つからない?
学生の時は、部活動に夢中だったとか、バンド活動に夢中だったという人は割と多いですよね。でも、大人になってからは、夢中になっているものは特にないという人が大多数です。
「そりゃあ、夢中になれるものがあればいいかもしれないけど、一日のほとんどの時間が仕事だからね。夢中になれるものなんて、そうそう見つかるものでもないよ」という声も聞くことがあります。
確かに仕事が忙しければ、夢中になれることを探す時間がないのも当然かもしれない、と思ってしまいがちですが、実はそれは根本的な勘違いをしているのです。
なぜなら、「夢中になれるもの」、「熱くなれるもの」、「情熱を傾けられるもの」というものは、どこかにないかと探しても見つかるようなものではないからです。
夢中になれるものは、どこを探しても、あるいは自分探しをしても、見つけられるものではありません。
夢中になれることというのは、物事に真剣に打ち込むことによってのみ得られるものであり、後天的に得られるものなのです。
夢中になれるものは作られるもの
人間は生まれついての好みなど、ほとんどありません。好みは学習によって生まれるのです。
野球が好きな人は、生まれつき野球が好きだったわけではありません。子供の頃に何度も野球をして、あるいは何度も野球の試合を見ることによって、その面白さを学習して好きになっていくのです。
どのような分野であれ、知れば知るほど興味が湧いて、好きになっていくものなのです。
この好きになるプロセスと同じで、夢中になれるものも、後天的に作られるものです。
夢中になれるものは、対象が何であれ、関係ありません。その一番のポイントは心から打ち込むことです。真剣にひとつもものごとに打ち込めば、誰だって、そのことが好きになり、夢中になるものなのです。
ですから、真剣に打ち込む前に、何かに夢中になるということはありません。心から真剣に打ち込むことで、そのことが好きになり、夢中になるのです。
たとえば、仕事に対して真剣に打ち込んでいる人は、そのうちに必ず仕事を好きになります。そして、そのうちに夢中になるものなのです。
夢中になれるものは、こうやって後天的に作られていくものなのです。
仕事に真剣に打ち込んでみる
仕事をしている人のほとんどは、一日のうちの3分の1以上の時間が仕事の時間です。
仕事をしている時間は、多くの時間を占めているのに、その仕事がつまらないと感じているのであれば、それはほとんど悲劇に近い状態ですよね。
もちろん、生活のために好きでもない仕事を嫌々しているという人もいることでしょう。嫌でも、お金のために仕方がなく働くのだと。
しかし、たとえ今は嫌だと思っている仕事でも、真剣に打ち込んでみれば、必ず、興味が湧いてくるはずです。
仕事の内容がどんなことであれ、心から真剣に打ち込んでみれば、好きでもないかった仕事が、好きな仕事に変わります。そして、仕事が夢中になれことに変わるのです。
夢中になれるものは、物事に対して全力を傾けることによって育まれていくものだからです。
まとめ
たとえば、仕事が好きではなく、これは私の天職ではない。何か夢中になれることがないかと探しても、そのようなものは見つかりません。
夢中になれるものは、作られるものだからです。
仕事でも、趣味でも、どんなことであれ、じっくりと真剣に打ち込んでみれば、必ず夢中になれるのです。それが人間の性質なのです。
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