「引き寄せの法則」で願いは叶うのか? 【引き寄せの法則の真実】

「引き寄せの法則」と言う法則をご存知でしょうか?

 
「知らない」

「聞いたことがあるけど何かは分からない」

「あー、スピリチュアルなヤツね」

「なんか胡散臭い」

「願いを引き寄せたことがある」

「いつも使っている」

など、様々な意見があるかと思います。

どちらかと言うと、懐疑的な意見の方が多いようです。

しかし、本当のところはどういうものなのでしょうか?

「引き寄せの法則」とは一体何なのか?

その正体について詳しくご紹介します。

引き寄せの法則とは?

心から強く望めば、その望みは実現するという法則です。

この法則を使えば、欲しいものをすべて手に入れられ、したいことはどんなことでもでき、なりたいものにはなんでもなれるといいます。

これができれば、すごいことになりそうですよね。

引き寄せの法則が広まった経緯

2006年3月にロンダ・バーンの製作チームによる「ザ・シークレット」というビデオ映画のDVDが発売されました。このDVDは、瞬く間に50万部を越えました。

このヒットを受け、DVDを元に刊行された本が、ロンダ・バーン著の「ザ・シークレット」です。

この本は、たちまちベストセラーの第一位になり、爆発的に売れました。

現在までに、1700万部に到達しているそうです。

「ザ・シークレット」中で、プラトン、ガリレオ、ベートーベンなど、歴史上の成功者が使っていた「偉大な秘密」=「引き寄せの法則」として紹介され、世に広く知られるようになりました。

日本でも2007年に角川書店から刊行されて、ベストセラーになり多くの人に知られるようになりました。

引き寄せの法則の要点

「お願いする」「信じる」「受け取る」といった3つの簡単なプロセスで、あなたの願いを実現してくれると言います。

例えば、お金が欲しければ、「お金は容易に、かつ、頻繁に入ってくる」と思えばよいと言います。

そのお金が「どのようにして」あなたのもとに届くのかを解明する必要はありません。

あなたの役割はただお願いし、受け取っている様を信じ、その時の幸せを今、感じればいいのです。

それが、どのように実現されるかは、宇宙に全面的に委ねれば良いのです。

ただお願いし、受け取っている様を信じ、その時の幸せを今、感じればいいのです。

引き寄せの法則を体験する具体的方法

2014年に刊行された、パム・グラウト著の「こうして思考は現実になる」には、引き寄せの法則を実験によって体験する方法が9つ紹介されています。

パム・グラウトは、引き寄せの法則を「知っているだけで、実は本心では信じていない」のが問題であるとしています。

「引き寄せの法則」を「量子物理学」の視点から説明し、紹介する実験を行うことで、48時間以内に実際に体験できるという内容の本です。

確かに、自分で体験したら、心から確信できますよね。
実験するというのは、とても良い方法です。

私が実験した結果

当時、私も実験を行ってみました。

実験の注意事項は、以下の点です。

この実験を正しく行うには、疑う気持ちを全て捨てなければならない。

永遠に捨てる必要はない。実験を行う48時間の間だけで構わない。

たった2日間だけだ。FPの存在を確かめることだけに全神経を集中させる。

実験なので、この通りの気持ちで行いました。

実験は5つ行いました。

はたして、その結果はどうだったかと言うと、、、

すべて失敗に終わりました。

ちなみに本に書いてあった実験の1つは、このようなものです。

法則:宇宙エネルギーの法則

セオリー:宇宙には目に見えないエネルギーが存在する。

その力を使うには、ただお願いするだけでいい。

質問:FP(可能性のフィールド)は本当に存在するのか?

仮説:エネルギーの力が、至る所に存在し、誰にでも使えるのなら私にも使えるはずだ。

もし、FPに贈り物をお願いし、期限を決め明確な指示を出したら、FPは贈り物を届けてくれるはずだ。

制限時間:48時間

引き寄せの法則への考察

思った通りになるのが、引き寄せの法則でなので、信じていればその通りに願いが叶う。信じていなければ、その通りに願いが叶わない。

願っただけで引き寄せられない人に対して、自分では信じていると思っていても、「心から信じていないからだ」ではないかという反論ができます。

そう言われると、一念の疑念もなく信じて願ったかどうかを、証明することはできません。

スピリチュアルの世界に傾倒している人なら、一念の疑念もなく信じているでしょうが、一般の人は、本当に一念の疑念もなかったかと問われたら、「はい」とは言えないでしょう。

それは、一般の人が常識を持っているからです。

それでは、一般人は、「引き寄せの法則」が本当か確認することができないのでしょうか?

いいえ、心から信じたことが叶うかどうか確かめる方法はあります。

引き寄せの法則の確認方法【その1】

常識を持つ前の小さな子供なら、大人に言われたことは純真に心から信じるでしょう。

だから小さな子供が願ったことは現実になるはずです。

試しに、小さな子供が望んでいることを言ってみればいいのです。

例えば、おもちゃ屋さんに連れていき、「神様にお願いすれば、ここにある欲しいおもちゃは全部手に入るんだよ。お父さん友達の子も、お願いして全部手に入ったんだ」などと言えば、子供は心から信じ、お願いをするでしょう。

これで、その願いが叶わないのなら、願うだけでは引き寄せられないということになります。

実験をしなくても、サンタさんにお願いすれば欲しいものがもらえるよと言われて、子供のときに親が買えないようなものを願ったことのある人は、結果が分かるかも知れません。

引き寄せの法則の確認方法【その2】

2007年に「引き寄せの法則」が流行してから10年以上経過しました。

もし願うだけでかなうのなら、スピリチュアルの世界に傾倒している人や小さな子供によって、彼らの都合の良い世界に変化してしまっているでしょう。

また、願うだけで叶うのなら、働く人がいなくなるでしょう。

いまだ世の中にそのような大きな変化がないということは、「引き寄せの法則」が効果のない証拠とも言えるでしょう。

「ザ・シークレット」以外の引き寄せの法則

「引き寄せの法則」という言葉を使っている人で有名なのは、エスター・ヒックス とジェリー・ヒックスのヒックス夫妻です。

エスター・ヒックスがチャネリング(常識を超えた存在との交信)により、無数の叡智が集まった集合体「エイブラハム」と対話するというスタイルです。

1988年の著書「A New Beginning I: Handbook for Joyous Survival(邦題:エイブラハムの教えビギニング)」から、スピリチュアルな内容の本を出しています。

ヒックス夫妻も「ザ・シークレット」DVDのヒット後、「The Law of Attraction: The Basics of the Teachings of Abraham Esther and Jerry Hicks」引き寄せの法則という言葉を使用した著書を発表しました。

日本では、2007年「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」として刊行されています。

チャネリングで、エイブラハムと叡智という集合体と会話するということからも分かる様に、スピリチュアル色の濃いものになっています。

主な理論は、「意図的な創造の方法論」という、「わたしが考え信じ、あるいは期待したことは実現する」というものです。

また、引き寄せの法則という言葉は使っていませんが(1981年に亡くなっているので)、似たような内容で、理論・実績ともに優れているのは、ジョセフ・マーフィー博士の「マーフィーの成功法則」です。

混同されている方もたまにいますが、90年代に流行した「食パンを落とすとバターを塗った面が必ず下になる」というような、ユーモアのある経験則を集めた「マーフィーの法則」のマーフィーとは別人です。全く関係性はありません。

「マーフィーの成功法則」は、潜在意識の活用法として、日本でも渡部昇一先生がペンネーム、大島淳一名義で、1968年に刊行した「眠りながら成功する―自己暗示と潜在意識の活用」がベストセラーになりました。今でも、関連本が多く存在します。

マーフィー博士の主な理論は、以下のようなものです。

・できるという信念を持つ

・顕在意識にブロックされないようにリラックスする

・願望が実現した様子を思い浮かべるイメージング

・瞑想

・祈り

・感謝する

・願望はすでに叶えられたと心の中で断言する

またタイトルから良く引き合いに出されるのが、ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」です。

その主論は、「充分な確信を持って、それを信じ信念に基づいて行動すれば、誰でもなりたいと思うものになれるのだ」というものです。

計画、決断、チームワーク、忍耐力、など、なりたい自分になるための17のノウハウが紹介されており、全体の内容としては、前述の2人とは、毛色の違うものになっています。

重要な主張の一つが、「失敗や逆境の中には、全てそれ相応かそれ以上の、大きな利益の種子が含まれている」なので、この一文だけでも違いが分かると思います。

本屋では、引き寄せの法則は、「スピリチュアル・精神世界」の棚に置いてあり、ナポレオン・ヒルとジョセフ・マーフィー博士の本は「自己啓発」の棚に置いてあります。

引き寄せの法則の元祖は?

「引き寄せの法則」の概念を世界に初めて紹介したのは、ウィリアム・ウォーカー・アトキンソンです。

アトキンソンが1906年に発表した著書『the Law of Attraction in the Thought World』。

これを直訳すると、「思考の世界の引き寄せの法則」ですね。

the Law of Attractionを、日本語では「引き寄せの法則」と訳したのです。

アトキンソンは、精神医学、東洋思想、ビジネス、人間関係など幅広いテーマで100冊以上の著作を残し、ニューソート運動の権威として知られています。

アトキンソンは1862年にアメリカのメリーランド州に生まれ、弁護士として働き始めましたが、過労と過度のストレスから心身両面で健康を壊してしまいます。

そんな彼が救いを求めて出会ったのが、ニューソート(新思考)でした。

ニューソートは、19世紀アメリカ合衆国で始まったキリスト教における潮流のひとつです。

ニューソートとは気持ちを明るく保つことによって運命が開けるという考え方で、現在の成功哲学や自己啓発の源流となったとも言われています。

 

 

新旧「引き寄せの法則」の最も大きな相違点

行動に重きを置いているかいないかが、大きな相違点です。

ロンダ・バーンの引き寄せの法則は、以下の一文からも分かる通り、思えば引き寄せられるところにだけにフォーカスしています。

「あなたの役割はただお願いし、受け取っている様を信じ、その時の幸せを今、感じればいいのです」

一方、ウィリアム・ウォーカー・アトキンソンの引き寄せの法則は、「強い願望を持ち、願望が叶うことを確信し、行動し続けること」というものです。

その主張をが分かる文章を引用します。

「できるし、やる」と考え、「できるし、やる」と夢見、「できるし、やる」と口に出し、「できるし、やる」を行動に出します。

何事にせよ成功するには、そのことを強く望まなければなりません。

あなたは「何かをとても望んでいる」と口にしたとき、その実現に向けて全力を尽くそうとしていますか?

そうでなければ、あなたの願望はお遊びにすぎません。

 

まとめ

「ザ・シークレット」で、広く世に知られる引き寄せの法則は、「お願いする、信じる、受け取る」の3プロセスです。

しかし、ただ願うでは、願いは叶わないません。

それは、信じて疑わない小さな子供が、願いを引き寄せられないこと、働く人がいなくなっていないことからも証明できます。

本家の引き寄せの法則は、ウィリアム・ウォーカー・アトキンソンで、「願い、確信、行動」の3プロセスです。

「強い願望を持ち、願望が叶うことを確信し、行動し続けること」で願いが実現するというものです。

本家の引き寄せの法則は現実的であり、後発のナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」の中にも同じ主張があります。

そして、このプロセスにより成功した例は数知れません。

よって、「引き寄せの法則」で願いを叶えるには、アトキンソンの言う「強い願望を持ち、願望が叶うことを確信し、行動し続けること」が必要です。

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