時間が足りないと感じている人は、休みが何日あったとしても、あっという間に休みが終わってしまったと、いつも感じるていることでしょう。
ゴールデンウィーク、夏季休暇、年末年始休暇といった連休でさえ、「あっという間だったな…」と感じ、「もっと時間が欲しい」と感じていると思います。
私たちにとって、時間は最も大切な資源であることは間違いありません。
時間はできる限り有効活用したいと誰もが思っています。
しかし、時間が重要なことは分かっていても、そして時間をうまく使おうと思っていても、なぜ時間が足りなくなってしまうのでしょう?
今回は、その原因と解決策についてお伝えします。
時間が足りないのは「時間泥棒」のせい
時間が足りないと感じる根本的な原因は、「時間泥棒」に時間を取られてしまっているからです。
やらなくてもいいこと、どうでもいいようなこと、些細なこと、暇つぶし、自分にとって重要ではないことなどの「時間泥棒」に時間を取られてしまうと、やるべきことをする時間がなくなってしまい、後で時間が足りないと感じるのです。
この「時間泥棒」を捕まえるには、まず時間泥棒の正体を見極めなければなりません。
自分にとっての時間泥棒は何なのか?
一日のスケジュールや、To Doリストを作るときには、予定に入れてなかったのに、実際には、してしまったこと。それが時間泥棒である可能性が高いです。
もちろん、緊急の要件など、予定を立てていなかった想定外のできごとは、必ず起こるものでそれは除外します。
想定外の出来事や緊急の要件ではなく、やらなくてもいいのに、思わずやってしまった、後から考えてやらなくても良かったと思うようなことだけをピックアップします。
時間が足りないと感じた時に、過去の時間の使い方を振り返ってみて、やらなくても良かったなと思えること、もったいない時間の使い方をしてしまったなと思えること。
それが時間泥棒です。
ネット環境は時間泥棒になりやすい
時間泥棒は、ダラダラとしたり、ボケーッとしたり、寝すぎたり、無目的にTVを見続けたり、長電話したり、些細なことにこだわったり、考えすぎたり、悩んだりすることかもしれません。
それから、現代を生きる多くの人にとっては、インターネット、オンライン環境が時間泥棒と密接な関係にあります。
スマホ、タブレット、PCなどの端末+オンライン環境は、特に時間泥棒となりやすいものです。
SNS、メルマガ、ネットニュース、オンラインゲーム、動画サイト、ネット上の様々なコンテンツ...
これらのことは、いつでもどこでもすぐにアクセスでき、とても魅惑的なので、ちょっとのつもりが、ついつい時間を奪われてしまいます。
簡単にアクセスできるので、些細なことや、知らなくてもいいことでも、何でもかんでも調べてしまったり、関連コンテンツを次々にクリックして、ネットサーフィンをしてしまったりと、時間が簡単に奪われやすくなっています。
もし、ネット環境がなければ、わざわざ調べたりしないようなどうでもいいことでも、ネット環境があるがために、検索してしまったりしますが、それには、時間が必要なのです。
ネット環境と言うのは、うまく使えば便利なものであり、有益であることは間違いありませんが、うまく使わないと時間泥棒の原因になりやすいのです。
時間泥棒に対抗するには
時間泥棒対策は、まず時間泥棒の正体を明らかにすることです。そして、その都度意思の力を使って時間泥棒の誘惑に立ち向かわなくっても良いように、時間泥棒に会わないような仕組みを作ることです。
毎回意思の力だけで、誘惑に打ち勝つのは困難です。
例えば、ついスマホを長時間見てしまい、時間が足りなくなるのであれば、「これを終わらせるまではスマホを触らないようにしよう」と意思の力でコントロールするのではなく、事前にスマホを鍵付きの引き出しにしまうとか、バッグの中に入れるとか、さっと取り出せないようにしておけば良いのです。
スマホを見えない場所に保管したり、すぐに触れない場所に置いておけば、スマホをチェックしようという衝動を押さえられます。たとえスマホをチェックしたいという衝動に駆られたとしても、物理的にすぐに触れないので、その衝動に勝つことは簡単になります。
意思の力でコントロールしようとするよりも、この方がずっと楽でうまくいきます。
このように自分にとっての時間泥棒をシャットアウトする仕組みを作れば、時間が足りないと感じることは、劇的に減るでしょう。
まとめ
時間が足りないと感じる人は、自ら、やることを増やしたり、やらなくていいことをしたりしている可能性が大きいです。
やるべきことよりも先に、本来やる必要のないことに時間を使ってしまっているので、あとから時間が足りないと感じるのです。
時間が足りないと感じた時に振り返って、何に時間を使ったか検証してみましょう。
本来やろうと思っていなかったのに、ついつい時間を使ってしまったこと、やる必要のなかったこと、これらは時間泥棒です。
自分にとっての時間泥棒を把握し、時間泥棒に時間を取られない仕組みを考えれば、時間が足りないと感じることはずっと少なくなるでしょう。
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