自信とは、自分自身を信じる心のことです。
自信のなさは、人を弱くします。
自分を信じることができないのですから。
不安になったり、弱気になったり、あきらめたり、迷ったり、なかなか行動に踏み切れなかったりと、数多くのデメリットが存在します。
また、自信のない人は、頼りなさそうに見られてしまい、他人にも良い印象を与えません。
私たちは、自信のある人に、良い印象を持ちますよね。
今回は、自信を持つ方法についてお伝えします。
自信を持つことのメリット
1. 精神に良い影響を与える
自信を持つことは、ストレスの軽減、失敗や苦痛への耐性強化、意欲が上がる、勝負に強くなるなど、精神に良い影響を与えるという研究結果がたくさんあります。
自信を持つことで、精神的に強くなるということですね。
2.利益が大きくなる
ある研究によると、自信を持てば持つほど、利益がもたらされる傾向にあるといいます。
その理由として、生産性が上がる、困難な課題に挑戦する、チャンスを見出す、たびたび発言をする、などがあります。
自信のある人は、アクティブに活動するので、昇進しやすくなるし、収入が高くなるのでしょう。
「自己評価と収入の関係」という研究では、自信は少なくとも、賢さと同程度に収入を左右する重要な要素だとしています。
3.周囲からの高評価が得られる
私たちは、自信のある振る舞いをしている人を見ると、有能な人だとか、高い地位がある人だと認識します。
自信のある人は、リーダーに見られ、注目や信頼を集め、高評価が得られます。
自信の作り方
1. 行動する
私の経験上からも、自信が付く最も効果的な方法は、行動することです。
行動は自信を生みます。
自信がないことでも、とりあえず行動してみれば、自信が付きます。
行動することで、経験、気付き、小さな成功体験などが得られるからです。
たとえうまく行かなかったとしても、「行動した」という事実だけでも、自信につながります。
逆に、考えるだけで、行動しないと、「自分は行動できない」という思いから、自信を失っていきます。
自信がないから、行動できないと思いがちですが、行動しないから、自信が持てないのです。
2.役割演技
心理学用語に、役割演技(ロールプレイング)というものがあります。
これは、ある役割を演じることで、その役割が果たす考えに影響され、考え方や行動が変わることを言います。
私たちの脳は、強くイメージしたことと、現実の区別が付きません。
つまり、自信のある人をイメージして、その人になりきることで、脳は自信があると判断するのです。
自信のある人、実際にうまく行っている人を真似て、そのように演技すれば、考えに変化が起き、自信が出てきます。
3.ユニフォーム効果
ユニフォーム効果というのは、着ている服が、考え方や行動に影響を与えるという、心理効果のことです。
ゴミ拾いのボランティアに行った実験では、ボランティアに作業着を着せると、テキパキと行動し、私服の人よりも、拾ったごみの量が何倍も多かったといいます。
作業着を着ることで、ゴミ拾いの作業員の行動になりきってしまったのです。
自信を付けるには、びしっとしたスーツを着たり、自信を持っていると思う人と、同じ服装をするだけで、自信を持った考え方や、行動が取りやすくなります。
自信過剰は禁物
念のために書いておきますが、自信過剰は禁物です。
自信を持ちすぎて、自分は完璧だと思いこむことは、害があります。
視野が狭くなり、改善の機会を失うからです。
現実的な自信を持つようにしましょう。
どんな良いことでも、行き過ぎると害になりますよね。
まとめ
自信を持つことは、自分にも他人にも有利に働きます。
自信を揺るぎないものに変えていく方法は、行動して経験積み重ねることです。
経験を通して、気付きや小さな成功を得ることで、自己効力感(自分にはできるという確信)が育ち、揺るぎない自信を持つことができます。
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