あなたは、何か知りたいことがあれば、どうするでしょうか?
現代では、ほとんどの人はとりあえず、ネット検索すると答える人が大多数だと思います。
情報の中でも、ものごとのやり方に関する知識、「ノウハウ」や「ハウツー」については、ネット検索のほかに、本を読んだり、詳しい人に話しを聞く、教えている人に習いに行ったりするかもしれません。
ここで注意したいのは、いまの世の中には、情報があふれており、実際には効果のない空理空論も少なくないということです。
特にネット上には、そのような情報が氾濫しています。
そのような情報に触れるのは時間の無駄になるばかりか、間違ったことを信じることになるので、有害でもありますよね。
そこで今回は、失敗しない「ノウハウ」や「ハウツー」などの情報の選び方についてお伝えします。
ノウハウの見極め方
お金に関する情報や、健康情報や、恋愛などの人間関係に関する情報に特に多いのですが、理論上は優れていても、実際に効果があるかどうか、わからない方法を教えている人も少なくありません。
そういう人たちは、知識としては知っているのですが、実際に自分ではやっていないので、「そうなるらしいよ」というレベルでしか、そのことを理解していません。
だから、実際にやってみて、それが本当に効果があるかどうかは、教えている本人もわからないのです。
トマス・J・スタンリー著の「となりの億万長者」では、大学の社会人講座で投資について講義した教授の話が紹介されています。
教授の専門は金融で、博士号も取得しています。
講義では、投資情報、株の評価の仕方など幅広いトピックを扱い、受講生から高い評価を得ました。そして、講義が終わろうというときに、受講生の一人が教授に質問しました。
「先生はご自身の投資をどう配分しているか教えていただけますか?
主に何に投資していらっしゃるのですか?」
教授の答えには、教室中が驚きました。
「いやぁ、実は何にも投資していないんですよ。住宅ローン、車のローン、教育費などで手いっぱいなもので」
このように、方法論がいかに立派なものでも、教えている本人がそれを実践していないのであれば、そのノウハウは本当に効果があるのか疑問に感じますよね。
本当に効果があるのなら、当然、自分でも実践しているはずだからです。
それができていないということは、現実に則した実践的方法ではないということです。
私たち人間は、先生や専門家、あるいは有名人などの「権威のある人」の話は、すぐに信じてしまう心理的傾向にあります。
しかし、それが現実的に効果のあるノウハウであるかどうかは、別の話です。
白衣を着た先生が、「これをすれば健康になれますよ」と教えていたら、多くの人は、それを疑うこともせず、鵜呑みにすることでしょう。
しかし、その教えていることを、教えている先生が自身がやっていないということはよくあることです。このようなノウハウは、空理空論でしかありません。
ノウハウと言うのは、実践しないと意味がありません。
いくら優れた情報を知っても、それが実践できないのであれば、当然のことながら、効果はゼロです。
教えている本人が実践していないようなノウハウを知ったところで、結局のところ実践することはできず、多くの場合は、役に立たない知識を増やすだけになることでしょう。
ノウハウは、それを教えている人も実践して、そして効果が出ている、現実世界に則した具体的な方法を選ぶのが正解です。
まとめ
世の中には、情報があふれており、実際には効果のない空理空論も少なくありません。
「理想の状態になれる方法を知っていますよ」と言って教えている人が、その方法を実践していないのであれば、それは理論だけであって、自分でも実行できない机上の空論を教えているということです。
そのような方法は、いかに理論が優れていようと、現実的な方法ではないということです。絵に描いた餅で、何の価値もありません。
価値があるのは、現実的で効果のある実践的な方法です。
どんなノウハウを選べばいいか?
その答えは、教えている人も実践して、そして効果が出ている、現実に則した実際の方法なのです。
もし、人間関係に疲れを感じることがあるのなら、私も実践している人間関係に疲れない具体的な実践方法についてまとめた、こちらもチェックしてみてくださいね。
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