あなたは、誰かを「許せない!」と思ったことはありますか?
もしあるのなら、それは、人から、ひどいことを言われたり、ひどいことをされたりして、心が傷ついたときかもしれませんね。
誰かに対して、怒りが収まらないときや、絶対に許せないと思ったときなど、たとえ、どんなことがあったとしても、相手を許した方が、あなたにとっても、相手にとっても良い結果をもたらすことになります。
今回は、許せない!と思ったときで、許せるようになる考え方をお伝えします。
人は必ず過ちを犯す
私たち人間は、必ず過ちを犯すものです。
他人も、あなたも、誰でもです。
誰でも、間違えるのですから、許すということが必要になります。
何を許せるかで、人の心の大きさが分かります。
インド独立の父、マハトマ・ガンジーが残した、このような言葉があります。
「弱い者ほど相手を許すことができない。許すということは、強さの証だ」
許すことができる人は、心が大きく、強い人です。
許すことで、心が大きく、強くなっていきます。
許すことのメリット
スタンフォード大学のフレッド・ランキンスの研究によれば、許すことのできた人は、より心が穏やかで、エネルギーに満ちていて、そして、愛情にあふれた人間関係を築くことができ、病気やストレスを抱える可能性が低いといいます。
また、許すということを、口に出さなくても、心の中で許そうと思っただけで、心臓や血管や筋肉、神経系統の機能がたちまち向上するということです。
許すということは、良い人間関係を築くためにも、そして、あなたの健康のためにも良いことなのです。
人を呪わば穴二つ
「人を呪わば穴二つ」ということわざの通り、相手を恨んだり、憎んだり、復讐しようとすることは、自分の首を絞めることになります。
相手を許せないと感じたときは、相手に対して、怒りや恨み、憎しみなどのネガティブな感情を抱くことになります。
そのようなネガティブな感情は、体にとって毒になります。
ネガティブな感情は、自分自身の幸せや、健康、心の平安をかき乱すことになります。
そして、怒ったり、恨んだり、憎んだり、復讐を考えたりと、ネガティブな感情に、多くの時間やエネルギーを奪われてしまいます。
相手を許さない限り、ネガティブな感情に縛られたままになってしまいます。
許せば、ネガティブな感情から逃れることができ、心の平安を得ることができます。
利己的に、自分のことだけを考えたとしても、ネガティブな感情による害がなくなるので、許した方が得です。
自分自身の幸せのために、相手を許すのです。
利己的に考えて許したとしても、結果的には、相手にとってもメリットになり、人間関係にも良い結果をもたらすことになります。
まとめ
誰かを許せないという、怒りや恨み、憎んだりする感情は、自分自身を傷つけることになります。
許すことの最大の効用は、心の平安を取り戻し、自分自身の幸せを損なわないことです。
許すことで得られるメリットは、相手より、自分自身の方が大きいのです。
どんなに許せないことがあっても、他人のためではなく、自分自身のために許すことにしましょう。
許すということは自分にとっても、相手にとっても双方にメリットをもたらします。
許すことにデメリットはありません。
コメント