何を選べばいいのか?もう迷わない「満足の得られる意思決定の仕方」

どちらの道を選ぶか迷う子供 改善・向上

人生は毎日、選択の連続です。

 

「何を食べるか?」、「何を着るか?」、「何を買うか?」というような生活に欠かせない、比較的重要度の低い選択から、「何をすべきか?」、「どうやるべきか?」、「どう言うべきか?」というような、重要度が高い選択まで、毎日、無数の意思決定を行っています。

 

何度も選択していることや、慣れていることなら、あまり迷うことなく決定することができる人が多いと思います。

 

しかし、不慣れなことや、選択肢が多いときは、決断するまでに、迷ってしまう人や、やたらに時間がかかってしまう人、さらに自分だけで決めることができないという人もいます。

 

服を買うときに、とても迷うので、とても時間がかかるという人も少なくないのではないでしょうか?

 

意思決定に迷った場合は、時間やエネルギーなどのリソースを多く消費します。

 

また、迷っている間は、心がそのことに捉われて、他のことがおろそかになってしまうこともあります。

 

できれば、「即断即決」で、サッと意思決定ができれば、悩まずに済むし、リソースを節約できるので、効率的でメリットが大きいですよね。

 

今回は迷わずに、満足の得られる意思決定の仕方についてお伝えします。

なぜ迷うのか?

迷う人

何かを選択するときに迷ったことがないという人はいないでしょう。

 

なぜ迷うのでしょうか?

 

その理由は、それを選んだことによって、良い結果を得たいからです。間違った選択をして、損したくないからです。

 

自分にとって、それほど重要ではないことや、選択に失敗しても影響のないことなど、意思決定を行った結果が、どうなっても良いことなら、迷いませんよね。

 

例えば、自販機で飲み物を買うときに、それほど迷うことはないでしょう。

たとえ失敗したとしても、損失は大きくないからです。

 

「できるだけ損を避けて得をしたい」、「選んだことから満足感を得たい」という気持ちがあるから迷うのです。

意思決定に対する心の持ち方

意思決定から満足感を得ようとするから迷うのだ。

だから、「意思決定によって満足感を得ようとするな」などと、言うつもりは毛頭ありません。

 

意思決定によって、できるだけ良い結果を得たいのは当然のことです。

ただし、「完璧主義にならない」ということは必要です。

 

完璧主義、つまり、何が何でも、間違った選択をしたくないというような気持ち、失敗することを極端に恐れる気持ちは持ってはいけません。

 

もちろん大きな損失は避けるべきですが、多少の失敗や間違いなら許せるという心の持ち方は必要です。

選択肢を広げれば、広げるほど意思決定は難しくなる

多くの選択肢

選択肢が少なければ、選ぶのは簡単ですが、選択肢が多くなれば選ぶのが大変になります。

 

自分の意思で、選択肢を広げることができる場合、どこまで広げればいいのでしょうか?

 

分かりやすく、買い物を例に挙げれば、シャツを買おうとしている場合、お気に入りのブランドでは、AのシャツとBのシャツしかないという、二者択一なら、それほど多くの時間をかけて迷うことはないでしょう。

 

意思決定までに、多くの時間と労力がかかるのは、選択肢を自分で広げることができる場合です。

 

ブランドには特にこだわっておらず、自分が気に入ったシャツが欲しいという場合は、通販まで視野に入れれば、もう無数に選択肢があることになります。

 

その様な場合は、検索すれば、どこまでも選択肢を広げることは可能ですが、選択肢を広げれば広げるほど、意思決定に時間と労力が必要になります。

 

ベストな選択をしたいと考えるなら、考えられる選択肢をすべて検討しなければなりません。

 

インターネットを使えば、選択肢を広げることは簡単にできますが、それを比較検討するのには多くの時間と労力が必要です。

 

ほとんどの人にはそんな時間はないでしょう。

選択肢はどこまで広げればいいのか? そして何を選べば満足が得られるか?

どこまでも広げられる選択肢はどこまで広げれば良いのでしょうか?

そして何を選べば満足が得られるのかでしょうか?

 

その答えは、自分の中の合格ライン、ある一定の水準を超えるものが見つかるまでです。

 

「一定水準を超えるもの」=「十分に良いもの」が見つかった場合、それ以上選択肢を広げなくても、それを選べば満足が得られます。

 

そのためには、選択肢をやみくもに比較するのではなく、あらかじめ自分で「これをクリアしていればOK」という水準を決めておくことです。

 

その方が、選択するのが簡単になります。

 

シャツで言えば、シンプルなデザインで、上質で、体にフィットするものというように、あらかじめ合格ラインを決めておけば、上質かどうかは触らないとわからないし、体にフィットするかどうかも、試着しなければ分からないので、通販は選択肢から外れます。

 

何店舗か見て回る予定を立てて、自分で決めた水準を満たしているものがみつかったら、その時点で探すのを止めて、それを買えばいいのです。

 

確かに、さらに時間を掛けて選択肢を広げれば、他にも良いものは見つかるかも知れません。

 

しかしその場合は、時間がかかるだけでなく、意思決定が更に難しくなります。

 

自分で決めた一定の水準を超えるものが複数ある場合、どれも気に入っているということなので、その良し悪しを比較検討するのは、さらに微差にも注目して、時間をかけてシビアに選ばなくてはなりません。

 

それはとても難しいことです。

 

ある一定水準を超えていれば、どれを選んでも満足は得られるのに、さらに時間と労力をかけて、選択肢を広げたり、比較検討をする必要はあるでしょうか?

 

時間がたっぷりあり、比較検討すること自体が楽しみであるのなら、それも悪くないかもしれません。

 

しかし、いくら写真やデータだけで比較しても、実際に手に取って使用してみないとわからないことの方が多いので、比較検討するのが好きな人でも、情報だけで検討するのは、あまり意味のないことです。

 

写真や仕様などの、情報だけでは良さそうに思えても、実際に手に取ってみたら、まったくダメだったというようなことは良くあるので、情報だけで比較するのは、簡単ですが効果は少ないです。

 まとめ

実際のところは、意思決定したことを行ってみるまで分からないことが多いので、事前の検討に、多くの時間をかけることは徒労に終わることが多いでしょう。

 

比較検討には、時間やエネルギーなどのリソースを多く必要とするので、早めに意思決定を行ったほうが得策です。

 

複数の選択肢の中から意思決定を行う際は、あらかじめ自分の中での、合格ラインを決めると、迷うことなく、ベターな意思決定がしやすくなります。

 

自分で決めた一定の水準を超えていれば、それ以上選択肢を広げなくても、時間をかけてシビアに選ばなくても、満足感は得られるでしょう。

 

自分で決めた一定水準を超えているものが複数あれば、シビアに比較検討を行わなくても、どれを選んでも満足が得られます。

 

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