自分の価値観を明確にして、人生の無駄をなくす方法

改善・向上

あなたにとって何が大切なのか、明確に分かっていますか?

もし、何が大切なのか、価値観がはっきりと決まっていなければ、的確な判断を下せず、時間やエネルギー、お金など、多くのリソースを無駄にしてしまいます。

どうでもいいことに時間を使ったり、本当は重要なことをやらなかったり、必要ないものを買ってしまったり、重要なものを捨ててしまったり、行動が成り行き任せになったり、物事の優先順位が分からなかったりと、損失は多岐に渡ります。

今回は、価値観を明確にして、人生の無駄をなくす方法についてお伝えします。

選択の基準


人生は選択の連続です。

何をするのか? 何を食べるのか? どこへ行くのか?

一日のうちに、数えきれないほどの選択の場面に直面します。

もちろん、そんなに選択をしているという実感は、ないと思います。

その都度、良く考えて選択していては、脳が疲れてしまうので、習慣により、前日と同じパターンを選択するか、あるいは、深い思考を必要としない、分かりやすい方、選びやすい方を選択します。

選択は、本来、自分の進むべき方向や、自分の価値観を基準にし、取捨選択されるべきです。
しかし、実際には、選びやすい方や、習慣によって選ばれているのです。

例えば、バッグを買いに行ったとします。

価値観が決まっていなれば、あのバッグはデザインが良い、このバッグは機能性が高いなどと、色々と物色します。

そして、選択する理由が分かりやすいもの、例えば、値引きされている商品があれば、
選択する理由が「お得感がある」と分かりやすいので、大きな欠点がなければ、それを選ぶ可能性が高くなります。

お買い得に感じたからという理由で買った商品は、気分的には嬉しくて使いたいです。
しかし、自分にとっての価値観(使いやすいことが第一など)で買ったわけではないので、使ってみても、使い勝手が悪く、結局出番がなくなるという結末になりかねません。

もし、できるだけ軽く、丈夫な素材のバッグ以外は買わないなどと、価値観、選択の基準が決まっていれば、迷うことなく、自分に合った、使える商品を購入することができ、お金や時間を有効利用できたことでしょう。

価値観が明確でないと、外的要因に大きく影響される


価値観が明確になっていなければ、意思決定は外的要因に大きく左右されます。
自分の中で、判断の基準となる軸が定まっていない状態だからです。

みんなが持っているから、広告で目に触れる機会が多いから、有名人がオススメしているから、限定商品だから、大きく値引きされているから、などの理由で選択してしまいます。

自分で選択をするのではなく、コントロールされている状態です。

ここでは、買い物を例に挙げていますが、周りの人が皆ゲームをしているから、自分もゲームをするなど、何をするかの、行動の選択でも同じことです。

価値観に気付く方法


紙に書いて、何が大切か考えるのも一つの手ですが、もっと大きな効果を得られる方法があります。

それは、モノを「捨てる」ことです。

なぜ、モノを捨てることで、価値観に気付くことができるのかと言えば、モノを捨てるには、何でもかんでも、捨てるのではなく、必要か不要かを考えて、捨てることが必要になるからです。

この、捨てるときに発生する、取捨選択のプロセスが重要なのです。

捨てるという作業は、一つ一つモノに向き合い、自分の価値観によって、取捨選択することに他なりません。

この取捨選択を繰り返すことによって、自分の価値観に気付くことができるのです。

そして、残ったものが、自分にとって価値観の高いものということになります。
捨てることが、書いて考えるだけより効果が大きい、もう一つの理由は、捨てるという行為には、行動が伴うからです。

物事を心から理解するには、行動して経験する必要があります。

捨てるときに、取捨選択することで、価値観に心から気付くことにができます。

 

捨てるときのポイント


捨てるときのポイントは、「今」必要なモノだけを残すようにすることです。

いつか使うかもしれないモノ、前に使ったけど、今は使っていないモノは捨てます。
「今のあなたにとって必要か否か?」
「本当に、今のあなたにとって必要なものなのか?」を自問します。

選択の基準は「今」だけです。

また、モノを少なくして、絞り込めば絞り込むほど、本当に必要なモノが明確になり、価値観の純度が高まります。

まとめ


自分にとっての価値観が明確になっていないと、様々な面で無駄が多くなります。

価値観を明確にするためには、「捨てる」という行為が有効です。

捨てるときに、自分の価値観に向き合うことになり、要・不要の判断をすることで、価値観に気付くことができます。

要・不要の判断が、すぐに出来るのなら、価値観が明確になっていると言えます。

また、捨てることで、すっきりとした環境になれば、新たな価値観に気付くこともあることでしょう。

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