行動を無駄にしない「魔法の質問」

私たちは普段、あまり深く考えずに行動しています。

その方が、いちいち考えてから行動するよりも、努力を最小限に抑えられ、効率的だからです。

初めてのことや、何かあった時にだけ、深く考えるようにできています。

したがって普段の行動は、ほとんど自動操縦になっているとも言えます。

自動操縦は労力が少なく、便利な一方で、本当は必要がないことを行っていることもあるのです。

 

目的意識を呼び覚ます質問

人間の行動は、少なくとも90%は習慣によるものだといいます。

習慣というのは、今まで行っていたから行動していることです。

自動操縦から一歩離れて考えてみると、今行っていることは、過去の意思決定に従って、習慣として行動しているだけで、実は今は必要としていない行動かも知れません。

私が聞いた話では、海外旅行に行ったときに、英語で話ができるようになるために英会話教室に通い始めたけど、次第に目的意識が薄れ、ただ英会話教室で話をするだけになっていたという人がいました。

その人は、英会話力の向上は感じられなかったけど2年くらい、惰性で通っていたと言います。

そして、英会話力は、教室に通う前と、ほとんど変わらなかったそうです。

行動しているときに、目的意識を考えることができれば、習慣的に行っているけど、効果的ではない行動や、自分には必要のない行動に気付くことができます。

そして、このようなことを防ぐことができます。

目的を持ってやり始めても、やり続けていると、次第に当初の目的意識は薄れ、やること自体が目的になっていたというのは、良くあることです。

行動を無駄にしないために、行動の目的意識を忘れないようにすることが必要です。

目的意識を呼び覚ますためには、行動しているときに「これは何のために行っているのか?」と、自分に質問することが有効です。

この質問を自問することを習慣にすれば、不要な行動に気付くことができます。

目的意識を明確すれば、効果も高まる

目的意識を明確にしていれば、行動も変化します。

例えば、食事をするときでも、ただお腹が空いたから食べるというのではなく、食事の目的は「味を楽しみ、エネルギーを供給して、体を作り、十分にパフォーマンスを引き出すため」だとしていれば、食べるものや、食べ方も違ってきます。

テニスプレーヤーのジョコビッチ選手も、著書「ジョコビッチの生まれ変わる食事」の中で、
食べたものがどのような効果を発揮して欲しいか、体に明確な指示を出していると書いています。

「エネルギーが必要なんだ。だからとれるだけとってくれ」とか、「今日作った傷を修復してほしい。プロテインを使って必要なことをやってくれ」というように、自分の体に明確な指示を出しているそうです。

体に明確な指示を出すというのは、目的を意識するということです。

筋トレも、鍛えたい部位を意識すると、筋トレの効果が大きく高まるということが分かっています。

腹筋運動で、腹直筋を鍛えるのであれば、ただ上体を起こすというのではなく、腹直筋を鍛えるという目的なので、腹直筋に負荷がかかるようと意識すれば、無駄な動作を防ぎ、効率的に筋肉を鍛えることができます。

目的意識を持って行動すれば、効率を上げることができます、また、目的を明確にすれば、モチベーションも高まります。

まとめ

これから行うことや、今行っていることは、「何のために行っているのか?」という、目的を明確にして行動しないと、実は不要なことをしている可能性があります。

必要なことでも、目的意識を明確にしないと、行動から得られる効果は薄れてしまいます。

目的意識と行動を一致させれば、行動から最大の効果が得られ、満足感も高まります。

目的意識を明確にするためには、「なぜこれを行っているのか?」と、常に自問する習慣を持つことが有効です。

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