幸せをもたらす活動を選ぶ技術

心身の健康・幸せ

私たち人間の目指すところ、生きる目的は、突き詰めていくと「幸せになる」ことです。

 

私たちが、何かをする理由を「なぜするの?」、「何のためにするの?」、「なぜ?なぜ?・・・」と聞いて突き詰めていくと、最終的には「幸せになれるから」という結論へと行きつくと思います。

 

人間が何かをする場合、それをすることによって喜びや嬉しさなど、幸福を得られると思うから行っているのです。

 

人生は選択の連続です。

人は毎日何をするか、常に選択して生きています。

 

ですから、できるなら選択することによって、幸せをもたらす活動を選びたいものですよね。

 

今回は、「より幸せをもたらす活動」を選択できる技術をお伝えします。

人は未来の感情を予想するのが苦手である

人は未来に幸せな感情を感じられると予想するから、多くの選択肢の中から、ある活動を選択しているはずです。

 

しかし、実際には予想と結果の間には大きな差があることが多いのです。

 

それは私たちが、未来のことを予想するのが苦手だからです。

 

その原因の一つとして挙げられるのは、「焦点錯覚」と呼ばれる心理現象が働いていることです。

 

「焦点錯覚」とは、私たちが何かについて考えるとき、それが実際より重要に感じてしまうことを言います。

 

何かの事柄に注意を向けているときに、それ以外のことは考えられないので、注意を向けている事柄を重要視してしまうのです。

 

ある幸福についての研究では、学生たちに、不採用の通知を受け取ったらどの程度落ち込むか予測してもらいました。

 

学生たちは10段階評価で、今の気分より平均2ポイント落ち込むと予想しました。

 

そして、実際に不採用の通知を受け取ったときの影響は、平均わずか0.4ポイントの低下でした。

 

さらに、この通知を受けた10分後には、学生たちの幸福度レベルは通常に戻っていました。

 

この研究からも分かるように、人は感情を予測するのが苦手なのです。

 

 

例えば服をなど買うときに、多くの時間を使って、どれを買うか迷って買ったけど、買った後は、結局それほど使わなかったというのは良くあることですよね。
私も昔は良く経験しましたし、周りの人からも良く聞く話です。

 

服を選ぶ時は、服に注意が向いているので、それが必要以上に重要なことに感じます。

 

買う前は、この服を買えば、嬉しいだろう、幸福度が増すだろうと無意識のうちに考えています。

 

しかし、服を手に入れてみたら、普段の生活では服のことばかりを考えていないので、買った服が喜びや幸せをもたらさないのです。そして、家には他にもたくさん服があり、買っても出番があまりないということになります。

 

 

人は何かについて考えるときは、そのことを過大評価して予想してしまうので、その結果、誤った選択をすること(本来、時間をかけなくても良いことに、時間をかけすぎたり、しなくても良いことをしたり、お金を使ったり)も少なくないのです。

 

活動から得られた幸福度を分析する

それでは誤った予測をしないためには、どうすれば良いのでしょうか?

 

まずは、人間は誰でも未来のことを予測するのが苦手であると認識することです。

 

自分は大丈夫と自信過剰にならず、人間なら誰でも、未来の感情を読み間違えるのだと認めることです。

 

そして、読み間違えないためには、自分の活動を分析することが必要です。

 

活動したことを振り返って、そこから実際に得られた幸福度を検証して、今後の活動に活かすのです。

 

ある活動によって、たくさんの喜びや楽しみ、ポジティブな感情が得られていたのなら、その活動を増やすようにすればいいし、あまりポジティブな感情が得られなかったのなら、その活動を少なくするようにしていけばいいのです。

 

この活動と幸福度を検証するには良い方法があります。

 

ノーベル経済学賞を受賞した、ダニエル・カーネマンらが提唱した幸福度測定方法、DRM法(一日再構築法)を応用したものです。

 

昨日の行動を思い出して、時間と、何をしていたか?、誰としていたか?を書き、快楽度(楽しい、嬉しいなどのポジティブな感情をどれくらい感じたか)を8段階で書くのです。

 

以下の図のような感じで、リストを作成します。

時間何をしていたか?誰としていたか?快楽(低0~7高)
11:30~13:00ランチ友達のA子とB子6
14:00~15:00買い物一人3

このリストを作成し、自分の活動内容を分析して、幸せを感じたことを増やしていけば、確実に幸福度を上げることができます。

 

まとめ

人は未来のことを予測するのが苦手です。

 

未来に行う活動によって得られる感情を読み間違えるため、幸福度を高めない活動にも多くの時間をかけてしまいがちです。

 

幸福度を高めるためには、DRM(一日再構築法)を応用して、前日の活動を視覚化・分析しましょう。

 

そして、確かに幸福感を感じる行動を増やし、幸福感を感じない行動を減らしていくことです。

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