「座り続けること」はタバコより体に悪い!? 座りすぎによる健康被害を防ぐための方法

ここ数年、よく見るのが、「1時間座ると22分寿命が縮む」という記述です。

「座り過ぎは、タバコよりも寿命を縮める」というようなものもあります。

百害あって一利なしのタバコより体に悪いわけがないと思い調べてみると、 その根拠は、運動不足で死ぬ人は、喫煙で死ぬ人よりも多いとのことや、 タバコを1本吸うごとに寿命が14分縮むというデータから、 タバコを1本を吸うよりも、一時間座る方が寿命が縮むということのようです。

タバコが体に悪いのは議論の余地がないので、体に悪いことの例として、 比較として挙げられているようでした。

タバコのことは置いておいても、座りすぎも、体に良くないというのは事実なので、 今回は、「座り続けること」による健康被害を防ぐ方法についてご紹介します。

座りすぎがなぜ悪いのか?

「1時間座ると22分寿命が縮む」というのは、「TVを1日に6時間見る人は、 まったく見ない人を比べて、4年8カ月寿命が短かった」という、 オーストラリアの研究結果が元になっています。

これは、テレビを見ること自体が体に悪いというのではなく、 座り続けることによって引き起こされる健康被害を報告したものです。

TVを座りながら見るもの、デスクワークで座り続けるのも、 車や電車に乗って座り続けるのでも同じことです。

“座位行動”研究の第一人者・ネヴィル・オーウェン博士は、 次のように語っています。

「長時間座り続けると、脚にある大きな筋肉が働くのをやめてしまいます。

体にあるいくつもの重要なスイッチがオフになってしまうのです」

座ったとたんに、活動量が減り、長く座り続けると体の代謝機能や 血液の流れに悪影響を及ぼし、肥満、心臓発作、 ガンなどの深刻な病につながるということです。

問題は知っていてもやらないこと

座りすぎによる健康被害を防ぐには、 単純に長時間座り続けなければ良いのですが、 座り続けることが、健康被害を生むことを知っても、 ほとんどの人は何もやりません。

それは、寿命が縮むとか、病気になるというのは、 未来のことであり、“今現在“目に見えて困っていないからです。

今困っていないことに関しては、 よほど健康に関心がない限りやらないのが普通です。

また、例えば今、困っていたとしても、 大きな支障が出ていないと、やらないということもあります。

例えば肥満などが、それに当たるでしょう。 体に良いことや、悪いことを、知識として知っても、 やらないのは、「面倒くさい」という心理も働いています。

人間は習慣の生き物なので、新しい行動を取り入れるのが苦手だからです。

実行するカギ

いくら体に良いことや、やめた方が良いことを、 知識として知っても、実行しないと知らないのと同じことです。

では、どうすれば、 良いと思ったアイデアを実行できるようになるでしょうか?

それは、環境を整えることが、カギになります。

意識しなくても、自然と行動を取るように環境を作ることです。

人の行動の多くは、環境に左右されています。

例えば、普段、お菓子を食べる習慣がない人でも、 毎日机の上に、お菓子が置かれるという環境になれば、 そのうちにお菓子を食べてしまうでしょう。

あなたが、好ましいと思う行動を取るような、 あるいは好ましくない行動を取らないような環境を作れば、 そのとおり行動するでしょう。

同じ姿勢を続けない

今回のテーマである、座り続けないようにな環境にするには、 例えば、立ちデスク(スタンディングデスク)を用意する方法があります。

立ちデスクは、楽天も導入して話題になりました。

立ちデスクを使うと、座ることができないので、 座りすぎによる健康被害は防げます。

しかし、一定期間、立ちデスクを使用して、立ちっぱなしで、 仕事をしてみればわかることですが、立ちっぱなしでいると、 体が凝るような、違和感を感じてきます。

立ちっぱなしで仕事をすれば、正しい姿勢でも、余計な負荷がかかり過ぎて、 最終的には足腰などに痛みを感じてきます。

座り続けることも体に悪いですが、長時間立ち続けるのも、 同じ場所に負荷がかかり続けたり、血液の循環が悪くなったりして、 体に良くありません。

同じ姿勢を長時間続けるのは、体に悪いのです。

30分間歩くより、30分間、体を動かずに、 じっと立っている方つらいことからも、 立ったまま動かないことの、 体への負担の大きさは分かると思います。

なので、立ちデスクと、普通の机の2つがあれば、立っても仕事ができるし、 座っても仕事ができるので、ベストです。

しかし、そのような環境が作れない人も多いでしょう。

私は、限られた空間でも座ったり立ったりして仕事ができるように、 机の上にもう一つ、奥行きが半分の机を置いています。

普通の机の上に置いてある、ハーフサイズの机を、 手前に引き出せば、立ちデスクとして使えるようにしています。

タイマーをセットし、大体30分おきに、 座って仕事をしたり、立って仕事をしたりしています。

また、1時間に1回は、1~2分でも歩いたり、 運動したりして、体を動かすようにしています。

このようにタイマーをセットして、アラームが鳴ったら、 立ち上がって動くというのも環境を変える一つの手です。

自分の環境を工夫して、座り続けないような環境を作りましょう。

まとめ

健康で、エネルギーに満ちた体でいるためには、 体に悪い影響を与えることは減らすに限ります。

体に悪いことの一つである、座り続ける、 同じ姿勢を続けることは意識して避けるべきです。

そのためには、座り続けることがないような 環境を作ることが有効です。

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